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三浦弘行九段対青嶋未来六段(将棋第72回NHK杯1回戦第11局2022年6月12日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第72回NHK杯、三浦弘行九段対青嶋未来六段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

 

2022/6/12 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第11局 

 

▲先手 三浦弘行(みうら ひろゆき)九段 48才 竜王戦2組(1組:13期) 順位戦B級1組(A級:19期)

 

△後手 青嶋未来(あおしま みらい)六段 27才 竜王戦4組 順位戦C級1組

 

解説は黒沢怜生六段です。青嶋六段はチェスで日本チャンピオンになったこともあります。将棋もオールラウンドの差しまわしで、戦形予想が難しいそうです。本対局の見どころは、三浦九段は本格的な居飛車党なので本対局も居飛車になると思われます。青嶋六段の作戦に注目ですね。居飛車、振飛車、なんでも出来ますから、序盤から目が離せません。お互いに終盤が非常に強い棋士なので、濃い終盤戦が見られるのではとのことです。本対局は、序盤、後手青嶋六段の三間への振飛車。それから両者の穴熊囲いの様相となりました。

 

本対局の棋譜

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△3二飛▲2五歩△3三角▲6八玉△6二玉▲7八玉△9四歩▲5六歩△4二銀▲5八金右△5四歩▲7七角△5三銀▲8八玉△7二玉▲5七銀△9五歩▲9八香(下図)

△6四銀▲6六銀△8二玉▲9九玉△9二香▲8八銀△9一玉▲6八金寄る△8二銀▲7九金△5二金左▲5八飛△4三金▲5五歩(下図)

△同歩▲同銀△6五銀▲8六角△5四歩▲6六歩△5五歩▲6五歩△8五銀▲6四歩(下図)

△同歩▲同角△7六銀▲7七歩△6五銀▲5五飛△5四銀▲同飛△同金▲4三銀(下図)

△6四金▲3二銀成△5九飛▲3一飛△5一歩▲5二歩(下図)

△6七歩▲同金△4五角▲6八銀△2九飛成▲3三成銀△7五桂▲7八角(下図)

△3三桂▲5一歩成△7二金▲6一と△1九竜▲5六歩△8四香▲6六金△5四角(下図)

▲7五金△同金▲6四桂△7一金打つ▲6三歩△同角▲7二桂成(下図)

△同金▲6二金△6六桂▲6三金△同金▲7二角(下図)

△7八桂成▲同金△5三角▲6三角成△3一角▲7一金(下図)

△同銀▲同と△8二玉▲8一と△9三玉▲9六歩△7四銀▲7三馬(下図投了図)まで、107手で先手三浦九段の勝利。

 

素人あたろうの、本対局の感想

上図、先手5五歩の場面。先手は自陣の左へ穴熊、後手は自陣の右へ穴熊の陣形になりました。「あたろう」的には、どちらの穴熊が勝つか楽しみな感じでした。

手は進み下図、先手の飛車が5五の地点に突っ込んできました。

上図より、△5四銀▲同飛△同金▲4三銀(下図)と進み、先手は飛車を切って、飛、金取りと果敢に攻めます。この時点で、先手の攻めの速さを「あたろう」は感じました。

 

中終盤の局面、後手5四角(下図)と打って、後手は8七の地点の攻めを狙います。

上図より、▲7五金△同金▲6四桂(下図)と先手が金で取った桂を、すぐに6四の地点に打って攻めます。

上図より、△7一金打つ▲6三歩△同角▲7二桂成△同金▲6二金(下図)と、先手は攻めを展開します。

 

その後、手は進み、下図、投了図ですが、後手陣の穴熊囲いが先に崩壊してしまいました。

素人「あたろう」が拝見していて、後手も攻めの姿勢は見せていたのですが、先手の鋭い攻めにおされた中終盤だったと思います。

早指し将棋で、この様なプロ棋士の深い読み合いを拝見できて、凄いの言葉しか出ませんでした・・・

次回放送される対局

2022/6/19 AM 10:30よりEテレで放送 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第12局 

 

阿久津主税(あくつ ちから)八段 39才 竜王戦3組(1組:6期) 順位戦B級2組(A級:2期)

 

佐々木大地(ささき だいち)七段 27才 竜王戦5組 順位戦C級2組

 

の対局です。

 

あたろうでした!!