こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第73回NHK杯、渡辺明九段対藤井猛九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2023/8/27 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第4局
▲先手 藤井猛(ふじい たけし)九段 52歳 竜王戦2組(1組以上:16期) 順位戦B級2組(A級:10期)
△後手 渡辺明(わたなべ あきら)九段 39歳 竜王戦1組(1組以上:17期) 順位戦A級(A級以上:13期)
解説は中川大輔八段です。本対局の見どころは、渡辺九段も仰ってましたけども、藤井九段の振り飛車が精妙と言いますか、非常に序盤が長けているんです。ですので、渡辺九段が振り飛車に対して、できれば互角のまま中盤、そして終盤を迎えたいと。ですので、序盤がこのお二人の戦いの見どころになるのではと思いますとのことです。
本対局の棋譜
▲7六歩△3四歩▲6八飛△8四歩▲6六歩△6二銀▲1六歩△4二玉▲1五歩△5四歩▲3八銀△5二金右▲5八金左△3二玉▲4六歩△5三銀▲7八銀△8五歩▲7七角△7四歩▲4八玉△3三角▲3六歩△4四歩▲3七桂△2二玉▲6五歩△3二金▲6七銀△7五歩(下図)
▲同歩△8六歩▲同歩△4五歩▲同桂△7七角成▲同桂△8六飛(下図)
▲5三桂成△同金▲6四歩△同金▲6五桂△7六歩(下図)
▲7八銀△3三角▲5三桂成△7七歩成▲6四飛(下図)
△同歩▲3九玉△7八と▲4一銀(下図)
△4二歩▲5二金△6八と▲同金△2四桂(下図)
▲3二銀成△同玉▲6三角(下図)
△2二玉▲5四角成△4六飛(下図)
▲3七金△4九飛成▲同銀△4六銀▲3八金△3七銀打(下図)
▲6一飛△4七飛▲5八金△2九金(下図投了図)まで74手で後手渡辺九段の勝利。
素人あたろうの、本対局の感想
序盤の戦形は、先手は四間飛車、後手は居飛車の対抗形でした。
下図は序盤の駒組が終わり、後手から△7五歩(下図)と歩を突いた場面
上図、注目したいところは、先手の1五の歩です。後手玉は固く見えますが、非常に後手玉周辺が狭いとも言えます。
以後、後手は歩を突き捨てていきます。
上図より、▲7五同歩△8六歩▲同歩△4五歩▲同桂(下図)
上図、先手の4五の桂が、後手の角と銀にあたっていますが、後手はお構いなしに△7七角成(下図)と角交換をします。
上図より、▲7七同桂△8六飛(下図)
上図より、先手は▲5三桂成と、後手の銀を取ります。
後手の8六の飛車は、しばらく留まりますが、終盤の後手の攻めに、有効に働きます。
手は進み、終盤、先手▲6八同金(下図)の場面
上図より、後手△2四桂(下図)
上図の後手の2四の桂も、先手投了の際に有効に働きます。
上図より、▲3二銀成△同玉▲6三角(下図)
上図より、△2二玉▲5四角成(下図)
上図、後手玉周辺は非常に狭く、後手玉が危ない様に見えます。
ここで、後手は△4六飛(下図)と指します。
上図、先手は▲3七金(下図)と受けます。
しかし、上図の場面、AIの予想手は▲4七歩でした。もし、▲4七歩なら、以後、△3六桂と、後手の桂馬が飛んできて、先手玉はかなり危険なような気がしますが・・・
上図の場面で▲4七歩△3六桂と進んだときに、手番の先手に、攻めの手があるのかどうかは、素人「あたろう」には分かりませんが💦
上図より、△4九飛成▲同銀△4六銀▲3八金△3七銀打▲6一飛△4七飛▲5八金△2九金(下図投了図)
先手投了となりました。
一局を通して、74手と手数は少ないですが、最後まで勝負が分からない、見ていて楽しい将棋でした。
コラム・将棋サロン「またさかば」
※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。「あたろう」や「またわれ」が、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。
またわれ:やあっ!僕「またわれ」。股の割れた大根の妖精だよ。
あたろう:こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。
あたろう:先日行われた「王位戦」は「藤井聡太王位」のタイトル防衛で幕を閉じたね。
またわれ:「藤井聡太竜王・名人」は異次元の強さだよね!
あたろう:でもって、8月31日から「王座戦」が始まるね。いよいよですよ!
またわれ:いよいよですね!
あたろう:史上初の「タイトル八冠」なるか!「王座戦」必見です!
またわれ:歴史的瞬間に立ち会えるかもね。
あたろう:「王座」のタイトル保持者である「永瀬拓矢王座」。
またわれ:男同士の負けられない対決になりそうですな!
あたろう:「王座戦」は五番勝負。先に3勝した方が「王座」のタイトルを獲得することが出来ます。
またわれ:ところで「あたろう」の将棋の棋力って、どのくらいなの?
あたろう:えっ💦
またわれ:アマとはいえ、当然、段位くらい持ってるんだろう?
あたろう:いや、無い。段位も級位も持ってない・・・
またわれ:マジでっ!超ウケるんだけど。うひゃひゃ、うひゃひゃ(笑)「あたろう」ってさ、段位すら持ってない素人なのに、プロの指す将棋の感想を書いているってかい。
あたろう:なんか悪いか(怒)
またわれ:偉そうに「感想」なんか書いてるんじゃないよ(笑)
あたろう:いや、その~、あの~、その辺は、あくまで「感想」というところで、許してもらえませんでしょうか(涙)
またわれ:どうやったら、アマチュアの段位とか、級位とか取得できるんだろうね?
あたろう:いやはや、そんなこと考えたことも無かった。
またわれ:「あたろう」よ。道場初段くらい目指してみてはどうかい?
あたろう:えっ💦
またわれ:人が指す将棋を云々かんぬん言う前に、お前が腕を上げるんだ!
あたろう:・・・・おっしゃる通りです。
またわれ:まあ、ガンバレ!
あたろう:将棋連盟の関係する将棋道場とかに通えばいいのかな?
あたろうでした。