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渡辺明九段対佐藤天彦九段(第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第5局2024年1月7日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第73回NHK杯、渡辺明九段対佐藤天彦九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

2024/1/7 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第5局

▲先手 渡辺明(わたなべ あきら)九段 39歳 竜王戦1組(1組以上:18期) 順位戦A級(A級以上:13期)

△後手 佐藤天彦(さとう あまひこ)九段 35歳 竜王戦2組(1組:9期) 順位戦A級(A級以上:9期)

解説は髙見泰地七段です。本対局の見どころは、渡辺九段は居飛車党で、正統派な感じなのですが、佐藤九段は最近振り飛車が多いので、ずばり角道を止めての四間飛車にするのではないかと、二回戦で勝って、流れも良いですし、そこを予想していきたいと思いますとのことです。

本対局の棋譜

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△9四歩▲9六歩△3二銀▲6八玉△4三銀▲5八金右△3三角▲2五歩△2二飛(下図)

▲7八玉△7二銀▲5六歩△6二玉▲7七角△7一玉▲8八玉△8二玉▲7八銀△5四銀(下図)

▲6六歩△6四歩▲5七銀△5二金左▲6七金△7四歩▲3六歩△3二飛(下図)

▲3八飛△5一角▲8六歩△8四歩▲8七銀△7三桂▲7八金△8三銀▲4六銀(下図)

△4五歩▲5七銀△7二金▲9八香△3三角▲9九玉(下図)

△4四角▲6八銀△4二飛▲7九銀△6五歩▲8八銀△4六歩(下図)

▲同歩△6六歩▲同金△6五歩▲5五金(下図)

△同銀▲同歩△6六歩▲同角△5六金▲6八飛(下図)

△6六金▲同飛△4一飛▲4五金△2六角▲6一銀(下図)

△6二金左▲7二銀成△同金▲6四飛△8五歩▲6三歩△5四歩(下図)

▲8五歩△同桂▲8六歩△5六角▲6二歩成(下図)

△同金▲同飛成△同角▲5二金(下図)

△6九飛▲7九金打△2九飛成▲4一金△7七桂打(下図)

▲6七歩△8九桂成▲同金△7七桂打(下図)

▲7九桂△8九桂成▲同玉△6八歩▲3二飛△7三銀▲8五歩△6九歩成(下図)

▲8四歩△同銀直▲8五歩△9三銀▲9五歩△7九と(下図)

▲同銀△8六歩▲9四歩△同銀▲同香△8七歩成▲同金△6七角成(下図投了図)まで118手で後手佐藤天彦九段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想

▲先手 渡辺明九段

△後手 佐藤天彦九段

序盤、後手の向かい飛車になりました。

その後、後手は美濃囲い、先手は左美濃の陣形になります。

手は進み、先手は穴熊に囲いを固めます。

手は進み、中盤、後手△5六金(下図)と打った場面

上図で先手は▲6八飛(下図)と、自分の飛車を6筋に置き、角捨ての手を選びます。

上図より、△6六金▲同飛(下図)、角金交換となります。

上図より、後手△4一飛(下図)と、6一の地点を守ります。この時点で、AIの形勢判断は先手優勢です。後手は、歩切れが痛いところです。

手は進み、中終盤。逆転劇がありました。

後手△2九飛成(下図)の場面。先手は5二の金で、後手の6二の角、または4一の飛車を取れる場面。

上図より、先手は▲4一金(下図)と、後手の飛車を取ります。この時、AIの形勢判断は、後手優勢にひっくり返ります。AIの予想手は、先手▲6二金と、後手の角を取る手でした。

上図より、後手は△7七桂打(下図)と、すかさず桂打ちをします。

上図より、先手は▲6七歩(下図)と、歩を打つのですが、AIの形勢判断は、更に後手優勢に傾きます。AIの予想手は、▲6三飛、または▲6六飛でした。

上図より、△8九桂成▲同金△7七桂打(下図)と進み、以後、AIの形勢判断は、後手優勢のまま終局をむかえました。

一局を通して、後手の佐藤天彦九段の向かい飛車の戦法、また、中終盤の形勢の逆転など、見ごたえのある、面白い将棋でした。

コラム・将棋サロン「またさかば」

※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。「あたろう」や「またわれ」が、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。

またわれ:やあっ!僕「またわれ」。股の割れた大根の妖精だよ。

あたろう:こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。

 

またわれ:「あたろう」よ、将棋NHK杯の記事書くの久しぶりだね。何していたんだ?

あたろう:すいません。資格取得のために、ブログをサボっていました。

またわれ:この記事を楽しみにしている方も、少なからずおられるのではないかい。

あたろう:そうだと嬉しいです。

またわれ:それはそうと、今年(2024年)も始まりましたね!

あたろう:年初めの将棋界と言えば、「王将戦」のタイトル戦ですね!「藤井聡太王将」に対するは、「菅井竜也八段」ですね。菅井八段と言えば、「振り飛車党」で有名ですね!

またわれ:「王将戦」の第1局1月7日~8日に行われたね。

あたろう結果は、藤井王将の勝利でした。強い、強すぎる(驚愕)

またわれ:今後の「王将戦」も注目ですね!

 

またわれ:ところで「あたろう」よ。今回は「美濃囲い」について教えてほしいんだけど?

あたろう:「美濃囲い」ね。了解!私は素人だから、上手く説明できるか分からないけど・・・

 

あたろう:「美濃囲い」は、振り飛車の代表的な囲い方の一つです。下図に「美濃囲い」の完成形を紹介しますね。

あたろう:「美濃囲い」の特徴としては、その組み上がりの速さですかね。5~6手で囲いが完成します。「振り飛車」って急戦法ですから、スピードは大切です。

またわれ:へー。

あたろう:上図から、この囲いの上部を厚くしたいときの発展形としては、下図の様に指し進めることも出来ます。

またわれ:ほー。

あたろう:あと、「美濃囲い」で注意しなければならない点というか、「美濃囲い」最大の弱点は、相手が、こちらの玉にあたる斜めラインに、が居て、相手に桂馬を持たせることですかね。下図の様に、相手に△3六桂と打たれると、玉は逃げざるを得なくなります。

またわれ:桂馬を取ればいいでしょ?

あたろう:いいでしょ?って、相手の角筋が効いているから、相手の桂馬取れません。

またわれ:なるほど~。

あたろう:最後に余談ですが・・・下図の様な、「左美濃」なんて囲いもあります。

あたろう:私なりに「美濃囲い」について説明させて頂きました。

またわれ勉強になりました!

 

あたろうでした!

 

 

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