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佐々木大地七段対服部慎一郎六段(将棋第73回NHK杯1回戦第16局2023年7月16日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第73回NHK杯、佐々木大地七段対服部慎一郎六段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

2023/7/16 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第16局

▲先手 佐々木大地(ささき だいち)七段 28才 竜王戦4組 順位戦C級2組

△後手 服部慎一郎(はっとり しんいちろう)六段 23才 竜王戦5組 順位戦C級1組

解説は伊藤匠六段です。本対局の見どころは、お互い居飛車党ということで、相居飛車の戦いにはなるとは思うんですけど、お互い中終盤に力を発揮されるタイプですので、中終盤のねじり合いが非常に見どころだと思いますとのことです。

本対局の棋譜

▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲3八銀△7二銀▲9六歩△9四歩▲4六歩△8六歩(下図)

▲同歩△同飛▲4七銀△8二飛▲8七歩△8三銀▲7六歩△7四銀▲6八銀△3四歩▲7七銀△3三角▲3六歩△4二銀▲3七桂△4四歩▲5八金△4三銀▲7九角△5二金▲5六歩△5四歩▲6九玉△4一玉▲1六歩△1四歩▲2九飛△3一玉▲6八角△4二角▲8六歩△2二玉▲8七金△8五歩(下図)

▲同歩△同銀▲8六歩△8八歩▲同金△8六銀(下図)

▲同銀△同角▲8七歩△6八角成▲同玉△4二金右▲2四歩(下図)

△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△5五歩▲同歩△5六歩(下図)

▲7八金△7四歩▲6五銀△3五歩▲同歩△9五歩▲5四歩△5二飛(下図)

▲1五歩△同歩▲1二歩△同香▲1三歩△同香▲2五桂(下図)

△1四香▲3四歩△8八歩▲5五角△8九歩成▲9一角成△5七銀(下図)

▲同金△同歩成▲同玉△7三桂打(下図)

▲5六銀引△3四銀▲6六歩△3六歩▲3八歩△5五歩▲同銀△2五銀▲5三香(下図)

△同金▲同歩成△同飛▲5四銀打△3七歩成▲同歩△3三飛(下図)

▲4八金△5三歩▲6三銀不成△3五飛▲5六歩△9三角(下図)

▲7五歩△同歩▲3六歩△6五桂打▲同歩△7六歩▲7五歩△同角▲6六桂△6五桂(下図)

▲6七玉△7七金▲5八玉△2六香▲2七歩△7八金▲3五歩△3六歩▲9二馬(下図)

△7三桂▲2六歩△3七金▲2五歩△6八金▲同玉△4八金▲6五馬△同桂▲3四桂(下図)

△1三玉▲1一飛△1二角▲同飛成△同玉▲1三歩△同玉▲3一角△同金▲2四銀△同歩▲2三金△同玉▲2四歩△3二玉(下図投了図)まで158手で後手服部六段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想

序盤の戦形は、相掛かりになりました。

本対局は158手と長く、序盤から終盤にかけて、相掛かりの非常に難しい局面が続く対局でした。

素人「あたろう」も、感想を述べるには、非常に難しく、AIの形勢判断や予想手から、終盤の感想を述べたいと思います。

 

終盤、先手▲2六歩(下図)の場面

上図より、後手△3七金(下図)

この時、今までAIの形勢判断は、後手優勢でしたが、一気に先手優勢になります。

AIの予想手は、▲8二飛でした。

しかし、先手は▲2五歩(下図)と、歩で後手の銀を取ります。

この時、AIの形勢判断は、一気に後手優勢に傾きました。

 

手は進み、先手▲3四桂(下図)の場面

先手玉はばっちり包囲されていて、先手は後手玉を詰めるしかありません。

先手▲3四桂の王手に対して、後手△1三玉(下図)と逃げます。

解説の伊藤六段は、後手が△1三玉以外に逃げると、詰んでしまいますと解説されていました。

上図より、先手▲1一飛(下図)

ここで後手は△1二角(下図)と合駒します。

後手は、金ではなく、角で合駒します。

以後、先手は王手をかけ続けますが、後手玉は詰みませんでした。

 

対局後、先手の佐々木七段は、途中、8一馬と後手の桂馬を取っていたらと仰っていました。

序盤から難しい局面が続いた、相掛かりの将棋でしたが、見ている方としては楽しい将棋でした。

次回放送される対局

2023/7/23 AM 10:30より放送 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第17局

中村太地(なかむら たいち)八段 35才 竜王戦4組 順位戦A級 (A級:1期)

阿部光瑠(あべ こうる)七段 28才 竜王戦4組 順位戦C級2組

の対局です。解説は渡辺和史六段です。

コラム・将棋サロン「またさかば」

※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。「あたろう」や「またわれ」が、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。

またわれ:やあっ!僕「またわれ」。股の割れた大根の妖精だよ。

あたろう:こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。

 

またわれ:「佐々木大地七段」は、NHK杯1回戦で「服部慎一郎六段」に負けちゃったね。

あたろう:そうだね。正直、「相掛かり」の戦法の将棋は、早指しでは、複雑すぎて難しい局面が多い感じですね。

 

あたろう:「藤井聡太棋聖」対「佐々木大地七段」の、棋聖タイトル戦は、「藤井棋聖」のタイトル防衛で幕を閉じました。

またわれ:「藤井くん」強いね!

あたろう:長い目で見て、今後の将棋界は、「藤井聡太竜王・名人」の一強を、打ち崩す存在が、現れるかどうかだと思う。

またわれ:「王位戦」も、今のところ、「藤井聡太王位」が「佐々木大地七段」に2勝0敗と、勝ちが先行しているし、「佐々木七段」的には、厳しい状況だよね。

あたろう:今後の将棋界も、目が離せませんね。

 

またわれ:ところで「あたろう」よ。今回は「矢倉」という戦法について教えてほしいんだけど・・・

あたろう珍しく将棋の戦法について聞いてきたね(驚き)。私も素人なので、詳しく説明出来るか分からないけどね。

またわれ:お願いしますm(__)m

あたろう:「矢倉戦法」とは、古くからある将棋の戦法で、居飛車の戦法の一つです。最近は、プロの指す将棋では、あまり見かけなくなったかな。AIの研究の影響もあると思います。でも、将棋指しを目指す方なら、知っておいて損は無いと思いますよ。

またわれ:へぇー!

あたろう:小難しい事は言えませんが・・・先手、後手とも「矢倉」の「相矢倉」が、完璧に組みあがると、一例として下図の様になりますかね。

あたろう:盤面の状況を説明すると、攻めに関しては、先手なら、2四の位置を目指して、飛車で攻めていく感じですね。

またわれ:ほえーっ!

あたろう守りに関しては、相手の、飛車、角、銀の攻めに対して、8六の位置を、自分の、で守っている感じですかね。

またわれ:はあ、そうなんですか。

あたろう:昔、私「あたろう」が父親と将棋を指していると、よく出て来た状況でした。で、お互い、中々打開できない事が多々ありました。

またわれ:ふ~ん・・・

あたろう:色々な「矢倉戦法」があるのですが、上図の様に組みあがる前に、例えば、「棒銀戦法」とか「スズメ刺し戦法」とか「3筋の歩の交換からの攻め」とか、上図の2六の銀を、2六では無く、4六に指して「4六銀…3七桂の攻め」などがあります。それらを書きだすと、一冊の本になってしまうので、興味のある方は勉強するのも面白いと思います。「またわれ」よ、なんとなく分ったでしょうか?

またわれ:素人「あたろう」なりに、頑張って説明してくれたと思うよ。

あたろう:ありがとう!

またわれ:じゃあ、次に「相掛かり」について教えてくれ!

あたろう今回は、もう勘弁してくれ~

 

あたろうでしたっ!!

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