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羽生善治九段対永瀬拓矢九段(第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第6局2024年1月14日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第73回NHK杯、羽生善治九段対永瀬拓矢九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

2024/1/14 第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第6局

▲先手 羽生善治(はぶ よしはる)九段 53歳 竜王戦1組(1組以上:35期) 順位戦B級1組(A級以上:29期)

△後手 永瀬拓矢(ながせ たくや)九段 31歳 竜王戦1組(1組:7期) 順位戦A級(A級:3期)

解説は増田康宏七段です。本対局の見どころは、序盤からお互い研究が深いので、指し手がすぐ進むのではないかなと思います。終盤は、両者とても粘り強いので、熱戦が期待されるのではないかなと思います。戦形予想は、羽生九段が先手なので、相掛かりと予想しますとのことです。

本対局の棋譜

▲2六歩△3四歩▲7六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛▲3四飛△3三角▲5八玉△5二玉▲3六歩△7六歩▲7七角△7五飛(下図)

▲3七桂△4四歩▲7六歩△8五飛▲8六歩△1五飛▲4四飛(下図)

△同角▲同角△2二歩▲2六角△5四飛▲6六角△1四飛(下図)

▲3八銀△4二銀▲6八銀△3三桂▲2七銀△4三金▲3八金△6二玉▲9六歩△2四飛左(下図)

▲1六歩△2三飛▲3五角△3四金▲4六角△4五歩▲5五角右(下図)

△3五歩▲2五歩△3六歩▲同銀△3五歩▲2七銀△7四飛(下図)

▲8七金△4六歩▲同歩△5四飛▲6九玉△5二金▲7八玉△6四歩▲8五歩△6五歩▲7七角△7二銀▲4七金△2五桂▲2二角成(下図)

△3七桂成▲同金△2四飛▲1一馬△3六歩▲3八金△3五金▲3三歩△3七歩成▲同金△4六金▲3二歩成(下図)

△3七金▲4二と△同金▲4六桂△7四飛▲2五歩△同飛▲2六銀打△2三飛▲1二馬(下図)

△2四飛上▲2五歩△2七金▲2四歩△2六金▲4三歩△5二金▲4五馬△4四歩▲3四馬△9四桂▲1二飛(下図)

△4一金▲7五香△8六歩▲同金△6四飛▲2三歩成(下図)

△6六歩▲同歩△8六桂▲同角△6六飛▲4二歩成(下図)

△同金寄▲5四桂△7一玉▲4二桂成△2一金▲4一成桂△1二金▲6三歩(下図)

△8二玉▲8四桂△7一銀▲7二桂成△同銀▲8四歩△7一桂▲6二銀(下図)

△6三飛▲7一銀不成△同玉▲6四歩△同飛▲7三香成△7七歩(下図)

▲同桂△8八飛▲同玉△6八飛成▲7八金△7九銀▲8七玉(下図投了図)まで151手で先手羽生善治九段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想

▲先手 羽生善治九段

△後手 永瀬拓矢九段

序盤、戦形は横歩取りになりました。

手は進み、先手▲4四飛(下図)の場面。先手は飛車角交換を選択します。

手は進み、後手△1四飛(下図)の場面。先手は角2枚、後手は飛車2枚が盤上にあるという、「あたろう」には、見たことの無い戦いになりました。この対局は、序盤から複雑な将棋で、素人「あたろう」には、余りにも難しい将棋でした。

中盤から、AIの形勢判断は、先手の羽生九段優勢に、徐々に傾いていきました。しかしながら、一手間違えれば、優勢がすぐにひっくり返ってしまうような、緊張感のある将棋が続きました。

私「あたろう」が注目したのは、盤上の先手の角の位置です。

 

中盤、後手△6五歩(下図)の場面

上図より、先手▲7七角(下図)と指します。この角が、終盤、先手玉の守りの駒として重要な駒になります。

手は進み、後手△4四歩(下図)の場面

上図より、先手▲3四馬(下図)と指します。この先手の馬も、最終盤、先手玉を守る駒として、非常に活用されます。攻守に生きた馬でした。

最終盤、先手▲7三香成(下図)の場面

上図より、後手△7七歩(下図)と打ちます。後手の攻めのターンでしたが、先手の角と馬が、先手陣に良く効いていて、後手は攻め切れませんでした。

上図より、▲同桂△8八飛▲同玉△6八飛成▲7八金△7九銀▲8七玉(下図投了図)と進み、後手の投了となりました。

一局を通して、難解な局面が多く、羽生九段も永瀬九段も、早指し戦とは思えないような指し手が続き、とても面白い将棋でした。

コラム・将棋サロン「またさかば」

※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。「あたろう」や「またわれ」が、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。

またわれ:やあっ!僕「またわれ」。股の割れた大根の妖精だよ。

あたろう:こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。

 

またわれ羽生九段永瀬九段将棋は凄かったね!

あたろう:そうですね!観ていて、何が最善手なのかなんて、さっぱり分からない(当たり前だが・・・)将棋でしたね。

またわれ:同じ人間とは思えない・・・

あたろう:「またわれ」は、人間じゃなくて、大根だろう(呆れる)

 

またわれ:それはともかくとして、今回は「穴熊囲い」について教えてほしいんだけど・・・

あたろう:「穴熊」ですか・・・教えてほしいと言われても、上手く説明できるかどうか分からないが・・・基本の「穴熊」と言えば、下図の様に囲う形かなぁ。

またわれ玉が隅に居るね!

あたろう:「穴熊囲い」の最大の特徴は、相手が王手をしたくても、すぐに王手が出来ないことかな。相手に「穴熊」を組まれたら、崩すのは容易ではないです。

またわれ:じゃぁ、「穴熊最強なんじゃない?

あたろう:まあ、組み上げるのに時間もかかるしねぇ。ちなみに上図は「振り飛車穴熊」と言って、飛車を左へ振ってから、組み上げる「穴熊」です。

またわれ:「振り飛車穴熊」があるなら、「居飛車穴熊」なんてのもあるのかい?

あたろう:「またわれ」は鋭いな(驚き)下図に「居飛車穴熊」を紹介します。

またわれ居飛車で、玉を左に「穴熊」に囲うのね。ところで、対局者が両方穴熊」に囲うとどうなるのさ?

あたろう:ズバリ、「相穴熊」の戦形もありますね。先手が「振り飛車穴熊」で、それに対して、後手が「居飛車穴熊」ならば、下図の様になりますね。

またわれ:なんか、先手も後手も、玉まわり厚くないかい。対局は終わるんかいな。

あたろう:最近では「穴熊」を指すプロ棋士も、少なくはありませんね。

またわれ:「あたろう」も、「穴熊囲い」を指したりするの?

あたろう:いや・・・あまり「あたろう好みの陣形ではないので・・・

またわれ:そうなの・・・

あたろう振り飛車にするのは、リスクが高いと言いますか、振り飛車を指し慣れてないと、悲惨な事になりますからねぇ。無難な居飛車が好きな「あたろう」です。

またわれ居飛車って簡単なんかい?

あたろう:いやいや、居飛車も突き詰めていくと複雑で・・・云々かんぬん・・・

またわれ:「あたろう」も、もっと指し方覚えて強くなれよ!

あたろう:最初に「穴熊囲い」教えてくれと言ったのは、「またわれ」だったよね。

 

あたろうでした!

 

 

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