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藤井聡太竜王対伊藤匠五段(将棋第72回NHK杯2回戦第6局2022年9月11日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第72回NHK杯、藤井聡太竜王対伊藤匠五段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

2022/9/11 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第6局 

▲先手 伊藤匠(いとう たくみ)五段 19才 竜王戦6組 順位戦C級1組

△後手 藤井聡太(ふじい そうた)竜王(王位・叡王・王将・棋聖) 20才 第34期竜王(1組以上:1期) 順位戦A級(A級:1期)

藤井竜王と伊藤五段は公式戦初手合いです。解説は渡辺明名人です。本対局の見どころは、藤井竜王は説明はいらないと思うんですけど、伊藤五段の方は、今、若手では一番勝っていて、非常に勢いも実力もある棋士で、プロの間の評価も非常に高いです。この二人の対戦って、今日、二回戦なんですけど、決勝戦でもおかしくない様な対戦なので、凄いレベルが高い、白熱した将棋が見られると思いますとのことです。

本対局の棋譜

▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲3八銀△7二銀▲9六歩△3四歩▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛▲2八飛△2三歩▲7六歩△9四歩▲4六歩△7四歩▲4七銀△7三桂▲1六歩△1四歩▲6六角△同角(下図)

▲同歩△6四歩▲6八銀△6二金▲6七銀△4二銀▲5八金△6三銀▲3六歩△4四歩▲3七桂△4三銀▲7七桂△4二玉▲6八玉△5四銀右▲2九飛△7五歩(下図)

▲5六歩△6五歩▲同桂△同桂▲7五歩△4五歩(下図)

▲同桂△4四歩▲5三桂成(下図)

△同金▲6五歩△6三桂▲6二角(下図)

△8一飛▲5三角成(下図)

△同玉▲6四金△4二玉▲6六桂△3三玉▲1五歩△7五桂▲7六銀△9三角(下図)

▲1四歩△8七桂成▲同金△6六角▲8六歩△7五桂▲同銀△同角▲2五桂△4二玉▲7九飛(下図)

△6六銀(下図)

▲7五飛△6七歩▲同金△7五銀▲5三角(下図)

△4一玉▲5四金△6六歩▲3三桂打つ(下図)

△5一玉▲6二銀△5二玉▲7五角成△6七歩成▲同玉△6二玉(下図)

▲5三馬△7二玉▲6三馬△8三玉(下図)

▲7四銀△9三玉▲8一馬△6九飛(下図)

▲6八飛△6六銀▲同玉△6八飛成▲5五玉△6六角(下図)

▲6四玉△6一飛(下図投了図)まで116手で後手藤井竜王の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想

序盤は相掛かり、角交換となりました。

先に仕掛けたのは後手からでした。下図、後手7五歩と指します。

手は進み、中盤、先手が思い切った手を指します。下図、先手6二角と打ちます。

後手の飛は8一に逃げますが、次に先手が5三角成(下図)と、後手の金を取って、角を切ります。ちょっとビックリしました。

手は進み、中終盤、先手2九の飛を7九に指します(下図)。

上図の場面、後手は6六銀(下図)と打ちます。

この時、解説の渡辺名人は、普通なら後手は7七に歩を打って、飛で取らせてから、6六銀なり角なり打つはずなのに、なんでだろうと言っていました。

先手は終盤、果敢に攻めますが、AIの形勢判断は常に後手優勢で、後手が最後まで間違わずに、かわしていったのかなと言う感じです。下図は投了図です。

後手の王手、馬取りで、先手、攻守に見込みなしという事で投了となりました。

対局後、後手の藤井竜王は▲7九飛△6六銀のところで手を間違えてしまったと反省されていました。とはいえ、後手の終盤の読みは深く、大変面白い将棋だったと思います。

次回放送される対局

2022/9/18 AM 10:30より放送 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第7局

渡辺明(わたなべ あきら)名人(棋王) 38才 竜王戦1組(1組以上:16期) 第80期名人(A級以上:13期)

八代弥(やしろ わたる)七段 28才 竜王戦1組(1組:1期) 順位戦C級2組

の対局です。

 

あたろうでした!!