こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、羽生善治九段対行方尚史九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/10/24 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第12局
▲先手 行方尚史(なめかた ひさし)九段 47才 竜王戦3組(1組:7期) 順位戦B級2組(A級:6期)
△後手 羽生善治(はぶ よしはる)九段 51才 竜王戦1組(1組以上:32期) 順位戦A級(A級以上:29期)
行方九段はNHK杯25回目の出場です。対する羽生九段は36回目の出場です。対戦成績は羽生九段の17勝、行方九段の5勝です。NHK杯は初対戦です。解説は先崎学九段です。行方九段はベテランで、もとから粘り強い棋風なので、それに一段と磨きがかかっている感じとのことです。羽生九段は、言わずと知れた第一人者で、素晴らしい実績を残されていますが、まだまだ腕に衰えは無い感じとのことです。本対局の見どころは、二人ともベテランですけど若々しい将棋を指しますので、それに終盤の粘っこさが持ち味なので、均衡のとれた面白い将棋になると思われるそうです。それでは本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀△6二銀▲2六歩△4二銀▲2五歩△3三銀▲4八銀△3二金▲5八金右△4一玉▲5六歩△7四歩▲3六歩△5二金▲7九角△5四歩▲6六歩△3一角▲6七金△4四歩▲6八玉△6四角(下図)
▲3七桂△9四歩▲9六歩△8五歩▲7八玉△3一玉▲4六角(下図)
△5三銀▲6四角△同銀▲4六歩△4三金右▲4五歩△同歩▲同桂△4四銀▲4六歩△5五歩(下図)
▲6一角△2二玉▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛△5六歩(下図)
▲6八金上がる△5五銀右▲5四歩△5七歩成▲同銀△5二歩▲3五歩△3七角(下図)
▲2九飛△4六銀▲5三歩成△同歩▲4六銀△同角成▲4三角成(下図)
△同金▲3一銀△同玉▲2三飛成△3三桂▲5二歩△同飛▲5三桂成(下図)
△同銀▲5四歩△同銀▲5三歩△8二飛▲3四歩△2二銀▲2六竜△3五角(下図)
▲4六竜△同角▲5二歩成△同飛▲4四歩△同金▲6一角△8二飛(下図投了図) まで92手で羽生九段の勝利
「素人あたろうの、本対局の感想」
上図先手5四歩の場面、以後△5七歩成▲同銀△5二歩(下図)と進みます。
解説の先崎九段が解説していましたが、羽生九段が5六の歩を成り捨てて、5二歩と受けるのは珍しく、行方九段としては意表をつかれて長考することになりました。羽生九段が若い頃なら指さない受けとのことで「あたろう」も勉強になりました。
下図投了図、
先手行方九段も果敢に攻めましたが、攻めが続かず投了となりました。羽生九段の受けと攻めの見応えのある対局でした。
次回NHK、Eテレで放送される対局は・・・2021/10/31 AM 10:30より放送 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第13局
藤井聡太(ふじい そうた)三冠(王位・叡王・棋聖) 19才 竜王戦2組 順位戦B級1組
深浦康市(ふかうら こういち)九段 49才 竜王戦2組(1組:11期) 順位戦B級2組(A級:10期)
の対局です。
あたろうでした!!