こんにちは！あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、藤井聡太三冠対深浦康市九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/10/31 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第13局
▲先手 深浦康市(ふかうら こういち)九段 49才 竜王戦2組(1組:11期) 順位戦B級2組(A級:10期)
△後手 藤井聡太(ふじい そうた)三冠(王位・叡王・棋聖) 19才 竜王戦7番勝負挑戦中 順位戦B級1組
深浦九段はNHK杯29回目の出場です。優勝経験もあります。対する藤井三冠は5回目の出場です。対戦成績は深浦九段の2勝、藤井三冠の1勝です。解説は稲葉陽八段(NHK杯選手権者)です。深浦九段は居飛車党本格派で、攻守にバランスのとれた棋風で、そして非常に粘り強い将棋を指されるとのことです。藤井三冠は居飛車党で、最新形に非常に深く精通されていて、そして中終盤でも本当にミスが少なくて、本当に超一流棋士という感じとのことです。本対局の見どころは、お互い居飛車党ですので、相居飛車の将棋になると思われますが、お互い簡単には土俵を終わらない将棋ですので、大熱戦になる可能性が高いと思われるとのことです。本対局は序盤、相雁木で先後同形の様相になりました。それでは本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲２六歩△８四歩▲２五歩△８五歩▲７六歩△３二金▲７七角△３四歩▲６六歩△３三角▲７八銀△４二銀▲６七銀△４四歩▲７八金△４三銀▲４八銀△６二銀▲５八金△７四歩▲３六歩△５二金▲６九玉△９四歩▲９六歩△７三桂▲１六歩△１四歩▲７九玉△６四歩▲４六歩△６三銀▲４七銀△４二玉▲５六銀右△５四銀右▲３七桂△３一玉▲６八金右△８一飛▲２九飛△２二玉▲８八玉△４二金右▲４五歩(下図)
△同歩▲３五歩△４六歩▲２四歩△同歩▲３四歩△同銀▲２五歩△３六歩▲４五銀(下図)
△同銀右▲同桂△同銀▲２四歩△３一桂▲５六銀△同銀▲２三銀(下図)
△同桂▲同歩成△同金▲３四桂△１三玉(下図)
▲４二桂成△２八歩▲同飛△３七歩成▲２三飛成△同玉▲５六歩△３四玉▲２六金(下図)
△４二角▲３五歩△４三玉▲４四歩△同玉▲６五歩(下図)
△５四玉▲７二銀△８二飛▲４四金△６五玉▲６七金左△７九銀(下図)
▲同玉△５九飛▲６九銀△５四桂▲６三銀不成(下図投了図)まで95手で先手深浦九段の勝利
「素人あたろうの、本対局の感想」
序盤、戦形は相雁木で同戦形となりました。上図は先手４五歩と先手が歩を突く場面です。その後、32手後には下図のように、後手玉陣は崩れてしまいました。
序盤の戦形から「素人あたろう」は両者共、陣形固く長い将棋になるのかなぁと思いましたが、相雁木は両者の角筋が両者の玉にあたっていて、先に攻撃した先手の圧勝でした。改めて、序盤から将棋の指し手の難しさを勉強した「あたろう」でした。
次回NHK、Eテレで放送される対局は・・・2021/11/7 AM 10:30より放送 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第14局
渡辺明(わたなべ あきら)名人(棋王・王将) 37才 竜王戦2組(1組以上:15期) 順位戦第79期名人 (A級以上:12期)
郷田真隆(ごうだ まさたか)九段 50才 竜王戦2組(1組:18期) 順位戦B級1組(A級:13期)
の対局です。
あたろうでした！！
