こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、深浦康市九段対都成竜馬七段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/7/11 NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第15局
▲先手 都成竜馬(となり りょうま)七段 31才 順位戦C級1組
△後手 深浦康市(ふかうら こういち)九段 49才 順位戦B級2組
深浦九段は長崎県出身、都成七段は宮崎県出身ということで、同じ九州の先輩後輩の対局となりました。都成七段は序盤から工夫する将棋で、面白い将棋、力戦の打ち方をされる将棋とのことでした。本対局でも序盤は中飛車で、以後の展開が楽しみになる差し回しでした。深浦九段は、粘り強く中終盤の強さが持ち味の将棋を指されるそうです。対局が長くなることが多いそうです。中盤以降の攻防が期待されます。深浦九段はNHK杯優勝経験者で29回目の出場。都成七段は2回目の出場です。それでは本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲7六歩△8四歩▲5六歩△6二銀▲5八飛△4二玉▲4八玉△3二玉▲1六歩△1四歩▲3八銀△3四歩▲5五歩△8五歩▲7七角△4二銀▲3九玉△7四歩▲6八銀△7三銀▲5七銀△6四銀▲6六銀△5二金右▲4六歩△3三銀▲4七銀(下図)
△4四銀▲2八玉△7二飛▲3六歩△7五歩(下図)
▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲5四歩△同歩▲同飛(下図)
△6四銀▲5九飛△7三桂▲6六角△7四飛▲8三銀△7六飛▲7七歩△6六飛(下図)
▲同歩△5三銀左▲5八金左△6六角(下図)
▲7四銀成△6五桂▲6七金△4八角打つ(下図)
▲6六金△同角成▲8二飛△5七桂成▲3八銀△4八金(下図)
▲6四成銀△同歩▲4八金△同成桂▲5三飛成(下図)
△7二歩▲同飛成△6二金打つ▲同竜寄る△同金▲同竜△5二歩▲3七金△5八飛(下図)
▲6四竜△3八成桂▲同金△3九銀▲1七玉△3八飛成(下図)
▲3四竜△3三金▲2四桂△2二玉▲3二金△同金上がる▲同桂成△同金(下図投了図)まで90手で後手深浦九段の勝利。
「素人あたろうの、本対局の感想」
先手▲7七歩の局面。以後△6六飛▲同歩と、後手の飛角交換になります。素人あたろう的には、自分の飛車が無くなってしまう手は、なかなか勇気のいる流れです。その数手後、下図の様な局面になるのですが、
後手△6六角成で馬が6六の位置に陣取り、終局にはこの馬が攻めに、守りに重要な役割の駒となるのです。角(馬)の位置によっては、中盤、終盤に重要な駒になるのを学んだ対局でした。
最後に本対局の解説にあたった佐藤天彦九段の髪型が気になる「あたろう」でした・・・
次回NHK、Eテレで放送される対局は・・・2021/7/18 10:30より放送 NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第16局
森下卓(もりした たく)九段 55才 竜王戦4組(1組:17期) 順位戦C級1組(A級:10期)
近藤誠也(こんどう せいや)七段 24才 竜王戦3組 順位戦B級1組
の対局です。
あたろうでした!それではっ!!