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藤井聡太竜王対佐藤天彦九段(将棋第72回NHK杯3回戦第6局2023年1月15日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第72回NHK杯、藤井聡太竜王対佐藤天彦九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

2023/1/15 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第6局

▲先手 佐藤天彦(さとう あまひこ)九段 34才 竜王戦1組(1組:9期) 順位戦A級(A級以上:8期)

△後手 藤井聡太(ふじい そうた)竜王(王位・叡王・王将・棋聖) 20才 第35期竜王 (1組以上:2期) 順位戦A級(A級:1期)

解説は郷田真隆九段です。本対局の見どころは、早指し戦の対局ですので、ペースをにぎった方が有利といったところがありますので、早い段階に序盤戦からペースをどちらが握るのかが、ひとつのポイントになるのかなと思いますとのことです。

本対局の棋譜

▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀△7四歩▲2六歩△7二銀▲2五歩△3二金▲7八金△6四歩▲4八銀△7三桂▲7九角△6三銀▲3六歩△4二銀▲6九玉△8五歩▲6八角△5四歩▲3七銀△3三銀▲5六歩△3一角▲6六歩△4一玉▲5八金△6五歩(下図)

▲同歩△5五歩▲6七金右△5六歩▲同金△4四銀▲2四歩△同歩▲同角△2三歩▲4六角△7二金▲6八飛(下図)

△5四銀▲4八銀△5五歩▲6六金△8一飛▲3七桂△6一飛(下図)

▲7五歩△同歩▲6四歩△同飛▲7六歩△6五桂▲8八銀△3五歩▲7五金△6一飛(下図)

▲6四歩△3六歩▲2五桂△7七歩▲同銀△同桂不成▲同桂△5六銀▲2二歩△6七歩▲5八飛(下図)

△2二金▲3四桂△3二金▲2二歩△3三桂▲2一歩成△5三角▲5六飛(下図)

△同歩▲6五桂△2五桂▲5三桂成△同銀▲7四角(下図)

△5二桂▲2二と△同金▲同桂成△6六桂▲7七金△8八飛(下図)

▲5九銀△8九飛成▲7九金△9九竜▲6六金△7七香▲7八桂△8六歩(下図)

▲8八銀△9八竜▲8六歩△7八香成▲同金△7七歩▲同銀△9九竜(下図)

▲7九香△3七歩成▲5六角△6四桂▲7四角(下図)

△5二歩▲3四歩△7三歩▲6二歩△同飛▲6三歩△同銀(下図)

▲6五角△5一玉▲6七金引く△6六歩▲同金△5四桂(下図)

▲5七角△6八歩▲同銀引く△8七歩▲同金△9八竜(下図)

▲7七金△4七と▲同角△3七桂成▲2五角△6六桂▲同角△5六桂▲3三角成(下図)

△6一玉▲7八金△6八桂成▲同玉△4四銀(下図投了図)まで146手で後手藤井竜王の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想

序盤の戦形は、相居飛車、矢倉になりました。

中盤から終盤までとても複雑な局面が多く、あたろう的には、どのように感想を述べて良いのか分からない対局でした。

あたろうが注目した局面を挙げます。

中盤、△6六桂打つ(下図)の場面

上図より、▲7七金とかわします。しかし、上図の場面で▲3一成桂と先手が王手をかけていたら、どうなっていたのかなと、あたろう的には思います。もし△3一同玉なら、▲5二角成や▲3三銀打つなどの手が見えてきます。その後、もし△7八桂成と後手が王手をかけて、先手玉が詰むかどうかですが・・・先手玉の詰みが無ければ、先手大いに有利と判断できると思います。

最終盤は、後手藤井竜王の玉の安全を見て、先手攻めきれず投了となりました。(下図投了図)

藤井竜王と佐藤九段の、難解で複雑な、素晴らしい対局を拝見することができました。

次回放送される対局

2023/1/22 AM 10:30より放送 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第7局

久保利明(くぼ としあき)九段 47才 竜王戦1組(1組:14期) 順位戦B級1組(A級:13期)

中川大輔(なかがわ だいすけ)八段 54才 竜王戦5組(1組:5期) 順位戦B級2組

の対局です。

 

あたろうでした!!