こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第72回NHK杯、永瀬拓矢王座対澤田真吾七段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2022/10/9 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第10局
▲先手 澤田真吾(さわだ しんご)七段 30才 竜王戦2組(1組:1期) 順位戦B級1組
△後手 永瀬拓矢(ながせ たくや)王座 30才 竜王戦1組(1組:5期) 順位戦A級(A級:2期)
解説は大石直嗣七段です。本対局の見どころは、澤田さんが先手番になりましたので、おそらく相掛かり戦法が予想されますね。永瀬さんは受けて立つというような将棋ではないでしょうかとのことです。
本対局の棋譜
▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲3八銀△7二銀▲9六歩△3四歩▲2四歩(下図)
△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛(下図)
▲2八飛△2三歩▲7六歩△4二玉▲4六歩△7四歩▲4七銀△7三桂▲3六歩△9四歩▲6六歩△3三角▲6八銀△2二銀▲5六銀(下図)
△6四歩▲6七銀上がる△2四歩▲3五歩(下図)
△2三銀▲3四歩△同銀▲4八金△6二金▲3七桂△8一飛(下図)
▲4七金△6三銀▲6八玉△5四銀▲4五桂(下図)
△同銀右▲同歩△5五桂(下図)
▲同銀△同角▲3七歩△3三角▲5六金△9五歩▲同歩△9七歩(下図)
▲4四歩△8六歩▲同歩△9五香(下図)
▲4三歩成△同金▲4四歩△同金▲4五歩△3五金▲4四歩△9八歩成(下図)
▲7七角△4四角▲4三歩△5二玉▲3六歩△2五金▲6五歩△7七角成(下図)
▲同桂△5九銀(下図)
▲6九玉△4七歩(下図)
▲5五桂△4八歩成▲6四歩(下図)
△6八歩(下図投了図)まで88手で後手永瀬王座の勝利。
素人あたろうの、本対局の感想
序盤、相掛かり、先手腰掛銀になりました。
長い中終盤戦となり、AIの形勢判断も両者引けを取らない展開になりました。
ところが最終盤に先手の悪手と思われる指し手がありました。後手4七歩と打った場面(下図)
上図より先手が5五桂打ちとしたところで、AIの形勢判断が一気に後手有利に傾きました。
更に△4八歩成▲6四歩と先手が6筋の歩を取った場面(下図)
6筋の後手の歩が無くなったので、後手6八歩(下図投了図)と打ち、先手の投了となりました。
素人あたろう的には、何が起こるか分からない、早指し戦の恐さを覚えました。
次回放送される対局
2022/10/16 AM 10:30より放送 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第11局
佐藤康光(さとう やすみつ)九段 53才 竜王戦2組(1組以上:28期) 順位戦A級組(A級以上:26期)
木村一基(きむら かずき)九段 49才 竜王戦1組(1組:13期) 順位戦B級2組(A級:5期)
の対局です。
あたろうでした!!