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糸谷哲郎八段対斎藤明日斗五段(将棋第72回NHK杯2回戦第3局2022年8月21日)

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こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第72回NHK杯、糸谷哲郎八段対斎藤明日斗五段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。

2022/8/21 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第3局 

▲先手 斎藤明日斗(さいとう あすと)五段 24才 竜王戦6組 順位戦C級2組

△後手 糸谷哲郎(いとだに てつろう)八段 33才 竜王戦1組(1組以上:8期) 順位戦A級(A級:5期)

解説は中村太地七段です。糸谷八段はNHK杯準優勝を2回されています。本対局の見どころは、まずは序盤戦の主導権争いですね。そして両者共に中盤戦のねじりあいに特長があると思いますので、そこでのぶつかり合いというのを皆さんに楽しんで頂けたらと思いますとのことです。

本対局の棋譜

▲2六歩△3四歩▲7六歩△3二金▲2五歩△8八角成▲同銀△2二銀▲4八銀△3三銀▲3六歩△6二銀▲3七銀△7四歩▲4六銀△7三銀▲7八金△4四歩▲6八玉△4二飛(下図)

▲5六歩△6四銀▲7七銀△4五歩▲5七銀△7三桂▲6六歩△4一玉▲9六歩△9四歩▲1六歩△1四歩▲4八金△3一玉▲3七桂△4一飛▲2九飛(下図)

△6二金▲7九玉△5四歩▲6八銀左△2二玉▲6七銀△5三銀▲8八玉△4四銀右▲4六歩(下図)

△同歩▲同銀△6四角(下図)

▲4七金△4五歩▲5七銀△3五歩▲2六飛(下図)

△3六歩▲同飛△3四歩▲6五歩△5三角▲5五歩△同銀▲2四歩△同歩(下図)

▲5六金△同銀▲同飛△4四角(下図)

▲6六銀打つ△6五桂▲6八銀△5五金▲同銀△同歩▲5九飛△4八銀(下図)

▲5八飛△5六歩▲6六歩△5七銀不成▲3八飛△6八銀成▲同金△5七歩成▲7八金△5六歩(下図)

▲5八歩△6七と▲同金△5七銀(下図)

▲同歩△同歩成▲同金△同桂成▲4二歩(下図)

△同飛▲4三歩△同飛▲5四金△6六角(下図)

▲7七銀△同角成▲同玉△4一飛▲6五角△5六銀(下図)

▲7四角△6五銀打つ▲4二歩△7一飛(下図投了図)まで110手で後手糸谷八段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想

序盤は、後手の一手損角換わり、早繰り銀と、後手の糸谷八段の得意の戦形になりました。上図は後手4二飛車の場面。解説の中村七段が、角交換の四間飛車は、糸谷八段しか出来ない戦形と解説していました。

手は進み、上図先手4六歩と歩を突いた場面。先手から戦いが始まりました。

手は進み、上図後手が3五歩と突いてきたので、先手は長考し、先手2六飛と受けた場面。それまでAIは先手やや優勢でしたが、この時点で、後手優勢に変わります。

手は進み、6四の地点にあった角が、5三と引き、上図の後手4四角と王手をかけます。

以後、中盤から終盤にかけて、後手の攻撃は止まず、先手はほとんど攻めることが出来ませんでした。

上図は投了図ですが、先手は攻守共に手が無く、投了となりました。

先手も序盤から、後手の一手損角換わり、早繰り銀、四間飛車と、あまり見たことがない戦形で、終始苦慮する将棋になりました。

解説の中村七段は、中盤の後手の抑え込みがとても印象に残る将棋でしたと振り返っていました。

糸谷八段の、早指し将棋の実力が光る対局だったと思います。

素人「あたろう」的には、この様な対局の流れもあるのかとびっくりする将棋でした。

次回放送される対局

2022/8/28 AM 10:30より放送 第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第4局 

中川大輔(なかがわ だいすけ)八段 54才 竜王戦5組(1組:5期) 順位戦B級2組

出口若武(でぐち わかむ)六段 27才 竜王戦6組 順位戦C級1組

の対局です。

 

あたろうでした!!