うるちです!
リフォーム業者になってお家のリノベーションを頑張りまくる「ハウスフリッパー」日記の25回目です。
前回の記事はこちら
家族の家を買ってみた
今回買ってみた物件は「家族の家」です。その名の通りファミリー向けっぽい広くて大きな家のようなので、期待に胸膨らませつつ見に行ってみましょうか。
なぜか玄関が厳重に封鎖されていますが、赤レンガの美しい大型二階建て住宅です。ぐるっと裏手に回ってみると、プールを発見しました。
今回のプールはいたって普通なので一安心。屋外にパラソル付きのテーブルとチェアのセットが置かれており、ちょっとくつろぐのにピッタリの素敵な庭です。
外の汚れをぐるっと落としてから、今度は室内へ入りました。とにかく中は汚れているので掃除、掃除。ただし、残っている家具で使えそうなのもかなりあります。
玄関左手のドアを開けると書斎発見。家の中からガレージに移動するには、この部屋を通るようになっていました。ガレージはこれまでの物件と比較すると小さめ。
家の中を見ていて気が付いたのは、壁紙使用率の高さ。ペンキの部屋もあるにはあるんですが、豪華に壁紙使ってる箇所がこれまでと比べても多いですね。
ここがこの家のリビング。内装は豪華ですが、ひどく荒れています。椅子はひっくり返ってるし土足の靴跡はあるし、誰かが赤いペンキをぶちまけたみたい。
もーなんでこういう家の使い方するかなーと思って掃除したんですが、後でオフィスに戻って物件情報を再度確認したら、ここ前はマフィアのボスが住んでたらしい。
んで、何かしら惨劇があったとか・・・あれ、ペンキじゃなかったのね。
またわれ:これはもしかして、事故物件というやつじゃ・・・ヒィー!
うるち:まあ十中八九そうだろうね。ある意味、特殊清掃案件だなあこりゃ
またわれ:何でそんなに平然としてるんだよう!怖くないのか
うるち:どうせリフォームしたら売っちゃうんだし、淡々とやるだけだよ
またわれ:こんなワケあり物件買う人いるのか?
うるち:このゲームに告知事項という概念はないから大丈夫だろう。そもそも、欧米の人はあんまり細かい事気にしなさそうだし
またわれ:確かに、あっちの人って築百年以上みたいな建物にも普通に住んでるよね。古い建物には、色々歴史があって当たり前みたいな感覚なのかな
うるち:かもね。何はともあれ大きい豪邸だし、高く売れるよう頑張るか
気を取り直して再度掃除です。コンセントがダメになってる部屋もちょこちょこあったので、きちんと修理しておきました。
最近メール依頼のほうは全然やってないので、久しぶりにコンセント修理できて新鮮だったよ。今や物件リフォームして売ったほうがお金になるからなあ。
主寝室とおぼしき部屋は、メチャクチャ広かったです。種別は多目的ルームになってたけど、リビングにあるようなアームチェアやテーブルもあったからだと思う。
間取りを変えて分割しても良かったんだけど、無理して分割しなくても十分なくらい広いし部屋数もあるので、ここはそのまま残すことにしました。
階段裏に中途半端な広さの部屋があったので、廊下の一部を仕切って広げました。L字型みたいなクセのある形になったけど、なんとかして使いましょう。
せっかくヤノフスキ家に物件を売るコツをつかんだので、この家もヤノフスキ家への売却を目指してカスタマイズしていきます。
L字部屋はおばあちゃん用の部屋に改造することにしました。ベッドの他にキッチンを入れて、多目的ルームにします。
ヤノフスキ家に売るためのコツは、キッチンを2つ作ること。個室とか多少足りなくても問題ないです。キッチンです。必ず流しを付けましょう。冷蔵庫もあると良し。
バスルームは最低2個、ベッドはそこそこのグレードの物を入れましょう。イメージとしては分離型二世帯住宅ですが、バスルームは共用でも別にいいみたい。
ベッドはこんな感じでL字の一番奥に収納しました。横に見えてるドアからはガレージへと移動できるので、玄関通らずともおばあちゃん自分の部屋に入れます。
コンロは置かず、電子レンジのみの簡易調理。イートスペースとして机と椅子も設置しました。家族とはいえ、パーソナルな空間は大切ですからね。
荒れてたリビングもしっかり立て直しました。家具はほぼそのまま使用して、新たに植物や本棚等を少し追加しています。
広く取られたキッチンスペースも、ドアがまともに閉まらなくなってたキッチンユニットを総取り換えしてリニューアル。見事ピカピカに生まれ変わりました。
書斎は少し装飾を足したのみ。バスルームも今回ほとんど傷んでなかったので、ちょっと洗濯機足したくらいでほぼそのままです。
2階の主寝室もカーペットやナイトスタンドといった小物をちょい足し。広い家は大き目の植物も気軽にホイホイ置けるのでいいですね。
2階には主寝室の他に個室が2つあるんですが、この個室2つは子供部屋として使うことにしました。ベッドは子供用入れてますが、机は元あった物を再利用。
もう一つの個室には二段ベッド入れて子供ふたりで使用してもらいます。ちびっこならそんな部屋広くなくても何とかなるだろう。机もちゃんと2個入れといたし。
競売の結果はこんな感じでした。安定してヤノフスキ家を狙えるようになってきたので、今後の大きい物件は積極的にヤノフスキ家に売っていこうかな。
今まで売りたくてもうまく売れないで悩まされてた分売りまくるぞー!
雪が降ってきた
次の物件は「雪が降ってきた」という名前で売られていた家。メール依頼で以前に一度訪れたことのある物件ですが・・・とんでもない事になってました。
この家も大きくて広い豪邸っちゃあ豪邸なんですけどねえ。ただ窓がめちゃくちゃ多い家って、見た目オシャレだけど住み心地はそんな良くないと思うんですよね。
夏はガンガン日差しが入って激アツだし、冬は断熱性薄くてヒエヒエになるのがもう目に見えてわかるっていうか。公共施設ならまだしも、民家向きではないね。
最初はまず除雪です。家の周辺雪山だらけだったので、それなりに手間がかかりました。雪をのけながら、外周をぐるりと移動していったんですが。
見てこれ。窓がバリバリに割れて、家の中まで雪の塊が入り込んでました。どうもこの家、雪崩に巻き込まれてこんな有様になっちゃったみたいです。
喧噪を避けて山奥深くに家を建てたものの、これは計算外だったってことでしょうか。こんなん見せられたら、絶望して家売りたくなるのもわかるなあ。
部屋の中で雪かきをしている姿は、何だかシュールです。ドアも外れて転がってるため寒風と吹き込む雪で家具はボロボロ。全部処分しました。
最終的にこの家もきっちりリノベーションしてヤノフスキ家に売却したんですが、実は後半のリノベ部分録画ボタン押し忘れで録りそこなったため画像ありません。
またやっちまったー!ごめんよー!
またわれ:もうツッコミすらしないからね?
うるち:ハイ・・・わかってます。己のウッカリ具合はよーくわかってます。まことに申し訳ありませんでした。ジャンピング土下座でお詫びします
尻切れトンボのしまらない締め方になっちゃいましたが、今回はここまで。
以上、うるちでした!