こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、郷田真隆九段対石井健太郎六段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/8/2 NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第18局
▲先手 石井健太郎 (いしい けんたろう)六段 29才 竜王戦3組 順位戦C級1組
△後手 郷田真隆 (ごうだ まさたか)九段 50才 竜王戦2組(1組:18期) 順位戦B級1組(A級:13期)
解説は阿久津主税八段でした。石井六段はNHK杯2回目の出場です。ここ数年非常に活躍する機会が増えている印象で、将棋の方も得意戦法は矢倉と四間飛車だそうです。最近は居飛車形が多く、作戦の幅も自分に合ったスタイルを確立されて勝率が上がってきているそうです。一方、郷田九段はNHK杯30回目の出場で、ファンの方も多く、長く上位の方で活躍されていて、納得いくまで長考するスタイルだそうです。時間の使い方と、とことん追求していくところが職人さんみたいなそんなイメージだそうです。本対局も序盤は相矢倉で、中終盤の攻防が見ごたえのある将棋でした。それでは本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀△6二銀▲2六歩△4二銀▲2五歩△3三銀▲4八銀△3二金▲7八金△4一玉▲3六歩△5二金▲5六歩△5四歩▲5八金△4四歩▲6九玉△7四歩▲9六歩△4三金右▲7九角△3一角▲6六歩△7三銀▲6七金右△7五歩(下図)
▲4六角△7六歩▲同銀△7四歩▲5七銀△6四角▲同角△同銀▲6五歩△7三銀▲8六歩△9四歩▲7九玉△3一玉▲6六銀△1四歩▲1六歩△2二玉▲7七桂△6四歩▲同歩△同銀▲4一角(下図)
△7五銀▲同銀直ぐ△同歩▲7四角成△8五歩▲同桂△7六銀▲7五馬△6七銀不成▲同金△9五歩▲7四歩△6五歩▲同銀△9六歩(下図)
▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩▲2四歩△同銀▲4一銀△6六歩▲3二銀成△同玉▲3一金△3三玉▲6六馬△9七歩成(下図)
▲6八玉△6四歩▲7六銀△7七歩▲同金△7五歩▲同馬△5五歩▲7三歩成△2二飛(下図)
▲6七金△5六歩▲同金△5五歩▲5七金△5六銀▲5八歩△8七と(下図)
▲5六金△同歩▲8七銀△5五角▲7六馬△2八角成▲2三歩△5二飛▲3二銀△5七歩成▲同歩△3八飛(下図)
▲5八銀△6五金▲2二歩成△4五歩▲2三と△4四玉▲6三と△7六金▲同銀△5七飛成(下図投了図)まで122手で後手郷田九段の勝利
「素人あたろうの、本対局の感想」
先手は序盤に良く攻めます。下図、先手4一角と打ち込みます。
以後、△7五銀▲同銀直ぐ△同歩▲7四角成(下図)
先手は角を成らすことに成功します。
しかし、中盤に後手5五歩(下図)と、後手は5五のマスをねらいます。
以後、▲7三歩成△2二飛▲6七金△5六歩▲同金△5五歩▲5七金△5六銀▲5八歩△8七と▲5六金△同歩▲8七銀△5五角(下図)
角を打って飛香取りの形になりました。以後、▲7六馬△2八角成と後手が先手の飛車を取ります。先手は攻めきれると踏んで▲7六馬と引いたのでしょうが攻めきれず、後手の勝利となりました。
素人あたろうの感想が、プロ棋士の思考に追いついているとは思いませんが、先手は飛車を取られてしまい、終局に△3八飛(下図)と打ち込まれたのが先手の敗因かもしれませんね・・・
序盤、相矢倉となって、中終盤の攻防は大変見応えのある将棋でした。
次回NHK、Eテレで放送される対局は・・・2021/8/9(月) AM 0:45より放送 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第1局
斎藤慎太郎(さいとう しんたろう)八段 28才 竜王戦1組(1組:2期) 順位戦A級(A級:2期)
出口若武(でぐち わかむ)五段 26才 竜王戦6組 順位戦C級1組
の対局です。
あたろうでした!!