こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第74回NHK杯、渡辺明九段対佐藤康光九段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2025/1/19 第74回NHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦第7局
▲先手 渡辺明(わたなべ あきら)九段 40歳 竜王戦1組(1組以上:18期) 順位戦A級(A級以上:13期)
△後手 佐藤康光(さとう やすみつ)九段 55歳 竜王戦1組(1組以上:29期) 順位戦B級1組(A級以上:26期)
本対局の棋譜

▲2六歩△3四歩▲7六歩△8八角成▲同銀△4二銀▲6八玉△3三銀▲4八銀△2二飛(下図)

▲7八玉△6二玉▲9六歩△9四歩▲4六歩△7二玉▲4七銀△8二玉▲8六歩△7二銀▲8七銀△2四歩▲8八玉△4四銀▲7八金△3三桂▲3六歩△2一飛▲7七桂△4二金▲3七桂△8四歩▲4八金△8三銀▲5六銀△5四歩▲2九飛△7二金▲6六歩△5五銀(下図)

▲同銀△同歩▲4五桂△同桂▲同歩△7四歩▲4六角△7三桂打(下図)

▲5五角△5一飛▲5六銀△5五飛(下図)

▲同銀△3三角▲4四歩△同歩▲3五歩△4五歩▲4四歩△3五歩▲5四桂△4一金▲4三飛(下図)

△3二銀▲3三飛成△同銀▲4三歩成△8五歩▲同歩(下図)

△同桂▲同桂△8六歩▲同銀△8四歩▲5三と△8五歩▲7七銀△5一金▲8七歩△7三角(下図)

▲5六歩△9五歩▲同歩△9六歩▲6五桂△8四角▲9六香△9五香▲9七歩△9六香▲同歩△9五歩▲6三と△同金▲6四香△6二歩▲6三香成△同歩▲5三桂成△9六歩▲9八歩△6一香▲8六歩(下図)

△同歩▲同銀△8五歩▲同銀△8六飛(下図)

▲7七玉△9五角▲8七歩△8五飛▲8六金△同角▲同歩△9五飛▲8七金△7五歩▲同歩△9七歩成▲同歩△7六歩(下図)

▲6八玉△7七金▲5七玉△8七金▲6二桂成△9七飛成▲7一角△7三玉▲5一成桂△7八金▲5八玉△6八金(下図投了図)まで134手で後手佐藤康光九段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想
▲先手 渡辺明九段
△後手 佐藤康光九段(勝ち)
本対局は、中終盤まで優劣のつけられない激戦でした。あたろうが注目したのは、序盤と、中盤のポイントとなった局面です。
初手から、

▲2六歩△3四歩▲7六歩△8八角成▲同銀△4二銀▲6八玉△3三銀▲4八銀△2二飛(下図)と進みます。後手は、△8八角成と角交換をして、飛車を2筋に振り、向かい飛車にしました。

後手の角交換振り飛車です。珍しい序盤だったので驚きました。後手の佐藤康光九段の独特な序盤の進め方でした。
手は進み、中盤、47手目、先手▲4六角(下図)と、先手が持ち駒の角を打った場面

上図より、後手は△7三桂打(下図)と打ちます。後手は持ち駒の桂馬で7三の地点を守ります。先手の角筋を塞ぎ、上部からの攻めにも対応した守りの桂馬打ちでした。

一見、素人には発想出来ないこの手ですが、さすが、後手の佐藤康光九段のプロの一手だと思いました。
手は進み、中盤、61手目、先手▲5四桂(下図)と、先手が持ち駒の桂馬を打った場面

上図より、後手△4一金、と引きます。
次に、63手目、先手は▲4三飛(下図)と、持ち駒の飛車を4三の地点に打ち込みます。

この63手目は、▲5三飛もあったと思うのですが、先手は4三に飛車を打ち込みます。素人目には、▲4三飛では、64手目に△3二銀と打たれて、先手の飛車の動きが狭くなるように思われるところで、先手の渡辺明九段が、▲4三飛と打ち込む手は、やはり驚きました。
上図より、△3二銀▲3三飛成(下図)と進み、先手は飛車角交換をします。

上図より、△3三同銀▲4三歩成と進み、先手は4三の地点にと金を作ることに成功します。
次に、68手目、後手は△8五歩(下図)と、盤上の8筋の歩を突いて、勝負にでます。

上図より、69手目、先手▲8五同歩(下図)と、先手は、後手が突いてきた8筋の歩を、同歩で取ります。
この69手目に、▲8五同桂と指す手もありました。
ここが、この対局の分岐点だったのかもしれません。

手は進み、中終盤、102手目、後手△6一香(下図)と、後手が持ち駒の香車を打った場面

上図より、先手▲8六歩(下図)と指します。
この手以降、後手が攻めを展開します。

上図より、△8六同歩▲同銀△8五歩▲同銀△8六飛(下図)と進み、後手は持ち駒の飛車で王手銀取りをかけます。この時点で、後手優勢と言えると思います。

以後も、後手の攻めが続き、134手目に、後手△6八金(下図投了図)にて、先手の投了となります。

一局を通して、渡辺明九段も、佐藤康光九段も、言うまでもなく一流のプロ棋士であり、素人には指せない手を、沢山拝見出来た対局だったと思います。
後手の佐藤康光九段が勝機を待ちながら、勝ち切った対局だったと思います。
コラム・将棋サロン「またさかば」(2025/1/23号)
※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。「あたろう」や「またわれ」が、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。

またわれ:やあっ!僕「またわれ」。股の割れた大根の妖精だよ。

あたろう:こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。
またわれ:それにしても、渡辺明九段と佐藤康光九段の対局は面白かったね。
あたろう:優劣がつかない展開が、長く続いたね!勉強になりました。
あたろう:さて、最近のタイトル戦ですが・・・
またわれ:藤井くんね!
あたろう:「またわれさん」よ、失礼だぞ。藤井竜王名人のタイトル戦に話をふれたいと思います。先日の1月12日~13日に、王将のタイトル戦、第1局が行われました。藤井聡太王将に挑戦するのは、永瀬拓矢九段です。この第1局は、藤井王将が勝利し、白星発進となりました。
またわれ:去年の竜王戦も防衛したし、相変わらず強いですね。
あたろう:王将戦第2局は1月25日~26日に予定されています。楽しみですね!
あたろう:更に、2月からは、棋王のタイトル戦が行われます。藤井聡太棋王に挑戦するのは、増田康宏八段です。増田八段は、タイトル戦に挑戦するのは初めてだそうで、藤井棋王との対局も注目です。棋王戦第1局は2月2日に行われる予定です。
またわれ:今後も藤井聡太竜王名人(七冠)の対局に目が離せませんな。

あたろう:ところで「またわれ」よ。女流棋士の西山朋佳白玲を知っているかい?
またわれ:良く分からない・・・
あたろう:西山朋佳白玲は、プロ棋士に成る為に、四段昇段試験に挑戦したんだけど、残念ながら、五番勝負を2勝3敗で終えて、昇段ならずだったんだよね。
またわれ:やはり、勝負の世界は厳しいですな。
あたろう:私「あたろう」は、西山朋佳白玲の今後も、応援させて頂きたいと思います。

あたろう:今後もこのブログで、将棋界の出来事などを紹介したいと思います。あと、色々な将棋にまつわる記事も書いていきたいと思います。
またわれ:よろしくお願いいたしまする~☗
あたろうとまたわれでした!



