こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋第75回NHK杯、佐藤康光九段対佐々木大地七段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2025/8/3 第75回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第18局
▲先手 佐々木大地七段 30歳 竜王戦3組 順位戦C級2組
△後手 佐藤康光九段 55歳 竜王戦1組(1組以上:30期) 順位戦B級1組(A級以上:26期)
本対局の棋譜

▲2六歩△3四歩▲7六歩△9四歩▲9六歩△8八角成(6手目・下図)

▲同銀△4二銀▲2五歩△3三銀▲4八銀△2二飛(12手目・下図)

▲6八玉△6二玉▲7八玉△7二玉▲3六歩△8二玉▲3七銀△7二銀(20手目・下図)

▲4六銀△4四歩▲5八金右△4二銀▲7七銀△4三銀▲6六歩△3三桂▲5六歩△2一飛▲8八玉△4二金▲7八金△2五桂(34手目・下図)

▲同飛△2四歩▲2八飛△2五歩▲3七桂△2六歩▲2五桂打△4九角(42手目・下図)

▲1五角△3二金▲2六角△5八角成▲同飛△2四歩▲3三桂成△同金▲4五桂△同歩▲同銀△5二銀▲5五歩△6二桂(56手目・下図)

▲5四歩△同歩▲9五歩(59手目・下図)

△同歩▲9三歩△同香▲5四銀△同桂▲9四歩△同香▲5四飛(67手目・下図)

△8四桂▲8六桂△8五銀▲5五飛△8六銀▲同銀△4一飛▲7一銀△同金▲5二飛成(77手目・下図)

△7六桂▲9八玉△4四飛(80手目・下図)

▲9三歩△同桂▲5三角△8一金▲4四角上(85手目・下図)

△同金▲4一飛△8八金(88手目・下図)

▲同金△同桂成▲同玉△7六桂▲7七玉(93手目・下図投了図)まで93手で先手佐々木大地七段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想
▲先手 佐々木大地七段(勝ち)
△後手 佐藤康光九段
序盤、6手目、後手△8八角成(下図)と、いきなり角交換から対局が始まりました。

12手目、後手、△2二飛(下図)と、後手は戦形を向かい飛車にします。

驚きのスタートでしたが、後手の佐藤康光九段らしい序盤だったと思います。
手は進み、33手目、先手▲7八金(下図)の場面

上図より、34手目、後手△2五桂(下図)と、後手の桂馬が、2筋に跳ねてきます。

後手は、桂馬を犠牲にして、2筋の向かい飛車の展開を優位に進めようとします。
上図より、▲2五同飛△2四歩▲2八飛△2五歩(下図)の場面

後手の2筋の歩が、どんどん前に来ます。あたろうは、先手がどの様に、後手の攻めを受けるのか、注目しました。
上図より、39手目、先手▲3七桂(下図)と、先手は桂馬を上げて来ました。

素人あたろうには???といった感じで、これで本当に受かるんかいな?と思いました。
上図より、40手目、後手△2六歩、と更に後手の歩が前へ出てきます。そこで先手は、▲2五桂打(下図)と打ちます。

素人あたろう的には、この様な向かい飛車の受け方もあるんだなぁと思いました。
手は進み、55手目、先手▲5五歩(下図)の場面

先手は2六の角筋を生かすべく、5筋の歩を上げて来ました。
ここで、後手の佐藤康光九段は、56手目、後手△6二桂(下図)と打ちます。

なるほど~、5四の地点を受けながら、先手の2六の角筋の攻めを止める、桂馬打ちでした。
手は進み、終盤、77手目、先手▲5二飛成(下図)の場面

先手が優勢な場面。後手は攻めに転じます。
上図より、78手目、後手△7六桂(下図)と、後手は王手をかけます。

上図より、79手目、先手▲9八玉と、先手は王手をかわします。
次の80手目、後手△4四飛(下図)

後手は、飛車で、先手の角筋を止めます。
上図より、▲9三歩△同桂▲5三角△8一金(下図)と進みます。

上図より、85手目、先手▲4四角上(下図)

上図より、△4四同金▲4一飛(下図)

この時点で、後手玉は詰み必死だったと思います。後手は最後の攻めを見せます。
上図より、88手目、後手△8八金(下図)

上図より、▲8八同金△同桂成▲同玉△7六桂(下図)の場面

素人あたろう的には、後手はこんだけ駒を持ってるんだから、なんとかなるんではないか、と考えてしまうところですが・・・
上図より、93手目、先手▲7七玉(下図投了図)

先手玉は、7七の地点に逃げれば詰みは無いそうです。7七以外のところに逃げれば、先手玉は詰んでしまうそうです。
ここで、後手の佐藤康光九段は投了し、先手の佐々木大地七段の勝利となりました。
一局を通して、後手の佐藤康光九段らしい序盤、中盤の、工夫された手が光る対局でしたが、佐々木大地七段の的確な対応が素晴らしかったと思います。
コラム・将棋サロン「またさかば」(2025/8/9号)
※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。「あたろう」や「またわれ」が、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。

またわれ:やあっ!僕「またわれ」。股の割れた大根の妖精だよ。

あたろう:こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。

またわれ:最近の将棋界はどうなっているのかな?
あたろう:今は、第66期王位戦のタイトル戦が行われています。
またわれ:あの人でしょ、藤井くん。
あたろう:あのね~、藤井聡太先生でしょ!藤井聡太王位に挑戦しているのは、永瀬拓矢九段です。
またわれ:永瀬さんでしょ!頑張ってほしいよね~。
あたろう:今のところ、藤井聡太王位の3連勝で、タイトル防衛に王手をかけています。第4局は、8月19日~20日に行われる予定です。
またわれ:相変わらず強いね~。

またわれ:他に何か将棋にまつわる話とかある?
あたろう:そう言われると、困るな~。こういう困った時は、詰将棋!
またわれ:詰将棋ね、いいんじゃない!
あたろう:それでは、出題します。

あたろう:またわれ、考えてみて。5手詰です。
またわれ:さっぱり分からん・・・
あたろう:こういう時は、まず、玉が今、どこに逃げられるか、確認してみるといいよ。
またわれ:なるほど~、上図を見ていると、玉は、1一の飛車は取れるよね。あと、2三玉と逃げる事が出来るよね。
あたろう:その通り!では、初手は何をすれば良いと思う?
またわれ:(自信なさげに)先手▲2一飛成?かな。

あたろう:素晴らしい!玉は、竜の効きによって、2三に逃げる事が出来ないね。よって、玉は2一同玉と、竜を取るしか無いね。
またわれ:あとはどうするの?
あたろう:あとは、持ち駒の金を打って、玉を追いかけるだけだね。
初手より、▲2一飛成△同玉▲3二金(下図)

あたろう:上図より、玉は1一にしか逃げられません。そして最後は・・・
またわれ:3三角成!
あたろう:その通り!上図より、△1一玉▲3三角成(下図)

あたろう:これで詰みですね。玉は間駒しても意味が無いので。
またわれ:なるほど~、詰将棋って、見た目何が何だか良く分からないけど、5手詰めくらいなら、順を追って解いていくことができるね!
あたろう:これからも勉強だね!
あたろうとまたわれでした。




