こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、三浦弘行九段対松尾歩八段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/8/30 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第4局
▲先手 松尾歩(まつお あゆむ)八段 41才 竜王戦2組(1組:8期) 順位戦B級1組
△後手 三浦弘行(みうら ひろゆき)九段 47才 竜王戦1組(1組:13期) 順位戦B級1組(A級:19期)
松尾八段はNHK杯18回目の出場です。三浦九段は26回目の出場です。解説は高見泰地七段です。松尾八段は序盤から研究を沢山重ねている棋士で、中終盤も安定しているし、常に活躍されている棋士とのことです。三浦九段も序盤の作戦家で研究が奥深くて、両者とも終盤力がある棋士とのことです。過去の対戦成績は三浦九段の8勝、松尾八段の1勝ですが、実力は拮抗しているのではとのことです。「あたろう」的には話は変わりますが、松尾八段の髪型や、将棋の指す時の風貌がカッコイイと感じました。話を戻して本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲2六歩△3四歩▲7六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛▲3四飛(下図)
△4一玉▲5八玉△5一金▲3六歩△6二銀▲3七桂△7四歩▲3八銀△7三桂▲2四歩△2七歩▲2三歩成△同金▲3一飛成(下図)
△同玉▲2四歩△同金▲2二角成△同玉▲7七角△3三歩▲8六角△2八歩成▲3九銀(下図)
△同と▲同金△6五桂▲2三歩△同金▲6八銀△4四角▲2五飛△9九角成▲6五飛(下図)
△9八飛▲8八歩△8九馬▲7九金△9九飛成▲8九金△同竜▲4九金△2八金▲3五桂(下図)
△2四金▲5六歩△5四銀▲8五飛△6五桂▲6六歩△3五金▲6五歩△3六金▲8二飛成△6六香▲5三角成(下図)
△4二桂▲2三歩△3二玉▲2四桂△2三玉▲6二竜△3七金▲3二角(下図)
△3四玉▲3七銀△6八香▲同玉△8八竜▲7八香△4四銀▲3六銀(下図投了図)まで87手で先手松尾八段の勝利
「素人あたろうの、本対局の感想」
先手3四の飛車を▲3一飛成と、後手の銀を取る手は「あたろう」はびっくりしました。以後、△同玉▲2四歩△同金▲2二角成△同玉▲7七角(下図)と進み、角交換の後の王手飛車となります。
終盤の局面、
先手の8六にあった角が、▲5三角成と、先手の角が生きる手になりました。その後先手の優勢の中、後手の攻めが追い付かず、先手の勝利となりました。
序盤、AI評価では後手有利でしたが、先手松尾八段が後手のすきを突く形となり、「素人あたろう」が言うのもなんですが、見応えのある勝負だったのではないでしょうか。
次回NHK、Eテレで放送される対局は・・・2021/9/6 AM 0:45より放送 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第5局
丸山忠久(まるやま ただひさ)九段 50才 竜王戦1組(1組:22期) 順位戦B級2組(A級以上:14期)
糸谷哲郎(いとだに てつろう)八段 32才 竜王戦1組(1組:7期) 順位戦A級(A級:4期)
の対局です。
あたろうでした!!