こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、丸山忠久九段対糸谷哲郎八段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/9/6 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第5局
▲先手 糸谷哲郎(いとだに てつろう)八段 32才 竜王戦1組(1組:7期) 順位戦A級(A級:4期)
△後手 丸山忠久(まるやま ただひさ)九段 50才 竜王戦1組(1組:22期) 順位戦B級2組(A級以上:14期)
糸谷八段はNHK杯13回目の出場です。準優勝の経験もあります。対する丸山九段は30回目の出場です。解説は松尾歩八段です。糸谷八段は早見、早指しで知られています。長い将棋ももちろん強いですが、早指し戦はとても合っている印象とのことです。丸山九段は比較的じっくり序盤から時間を使って戦っていくという事が多い印象とのことです。只、丸山九段も早指し戦は得意とされていて、お二人とも共通していえる事ですが、長い将棋も早い将棋もしっかり力を発揮されるとのことです。本対局は、序盤から丸山九段の後手一手損角換わりの形になりました。それでは本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲2六歩△3四歩▲7六歩△8八角成(下図)
▲同銀△2二銀▲1六歩△1四歩▲9六歩△9四歩▲4八銀△6二銀▲7七銀△6四歩▲3六歩△3二金▲2五歩△3三銀▲3七銀△7四歩▲5八金右△7二金▲4六銀△7三桂▲7八金△6三銀▲6八玉△8一飛▲6六歩△8四歩▲3五歩(下図)
△同歩▲同銀△6二玉▲7九玉△4四銀▲同銀△同歩▲2四歩△同歩▲同飛△9五歩▲同歩△9七歩▲7五歩△同歩▲5六角(下図)
△4五銀▲6七角△9五香▲9六歩△同香▲9七桂△同香不成▲同香△8五桂▲9二香成△4一飛▲4三香(下図)
△同金▲2二飛成△3二歩▲8六銀△5五桂▲7三歩(下図)
△7一金▲8五銀△同歩▲同角△7六銀▲3二竜△4二金▲7二銀△8五銀▲7一銀不成△同玉▲5二金△9七角(下図)
▲6九玉△5二銀▲4二竜△6七香▲同金左△6二玉▲7二歩成△6三玉▲7三と△同玉▲5二竜△7八銀▲5九玉△6七桂成▲5三竜(下図)
△6三金▲5二竜△5八成桂▲同玉△6七銀成▲4九玉△5八金▲3九玉△3一飛(下図)
▲3二歩△6二金▲4三竜△5三金打つ▲2三竜△6一飛▲2八玉△2六歩▲8六桂△3六銀▲2六竜△2七歩▲1八玉△3九角(下図)
▲1七銀△4七銀不成▲3五竜△3七歩▲7五竜△6三玉▲2七玉△8六銀▲同歩△7四歩▲9七竜△7九角成▲3四銀(下図)
△6六成銀▲5五桂△5四玉▲4三桂成△7五桂▲5三成桂△同金▲4六金△5五歩▲4七金△3五桂(下図)
▲2六玉△4七桂成▲6七歩△5七角成▲3六香△3五金▲同香△同馬▲2七玉△3四馬(下図投了図)まで150手で後手丸山九段の勝利
「素人あたろうの、本対局の感想」
終盤、後手3五桂(下図)の場面
以後、▲2六玉△4七桂成▲6七歩△5七角成(下図)
後手が馬を斜めにつなげて攻めます。
以後、▲3六香△3五金▲同香△同馬▲2七玉△3四馬(下図投了図)
先手が銀を取られてしまい、投了となります。後手の終盤の角(馬)2枚の打ち方、指し方が絶妙でした。「あたろう」は、後手の角(馬)の差し回しがとても勉強になりました。
あたろうでした!!