あたうる興業【ブログ版】

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岡田あーみんの思い出を語る。

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うるちです!

 

ギャグマンガはシュールな意味不明系よりもドストレートに勢いでバカをゴリ押ししていく系が好きなんですが、原点は何だろうと考えてみたんですよ。

 

そうしたら、自然と岡田あーみんのマンガが脳裏に浮かんできました。

 

「ああ、これだ!」というしっくり感。今回は岡田あーみんのマンガについて、思い出などを語っていきたいと思います。

 

ある種の伝説的マンガ家

 

岡田あーみんは狂気に満ちたネタとキレのあるワードセンス、勢いのある独特の絵柄が特徴の、知る人ぞ知る伝説の少女マンガ家。

 

連載誌はなんと「りぼん」だったんですよー。私は彼女の連載をリアルタイムで読んでた世代の人ですが、他の正統派少女マンガと比べると、すごい異彩を放ってました。

 

いや、異才というのがふさわしいのかこの場合は。まあ当時はちびまる子ちゃんみたいなエッセイマンガもあったし、りぼん編集部の懐が広かったのだろう。

 

一応恋愛的要素もないことはないんだけど、そういう少女マンガ的要素が余裕で吹っ飛んでなくなる程度にはギャグのセンスと勢いがありすぎたというか。

 

 

毎回腹抱えてゲラゲラ笑い転げながら読んでました。とりあえず笑って気分を上げたい時に読むものという認識ができてましたね、私の中では。

 

小学校の時、クラスの学級文庫の中に誰が持ち込んだのか「こいつら100%伝説」が置いてあって、男子にも大いにウケていたなあ。まあ笑うよね、面白いし。

 

三作のコミックス

 

単行本化された作品は「お父さんは心配症」全6巻「こいつら100%伝説」全3巻「ルナティック雑技団」全3巻の三つ。

 

私は全部読んだし基本どれ読んでも面白いと思うんだけど、一番刺さったのはやっぱり「こいつら100%伝説」かなあ。

 

忍者の先生と修行中の少年忍者3人の元へ、暗殺の危機におびえるお姫様がやってくるんですが・・・この見習い忍者3人組が、全員お姫様に一目ぼれ。

 

お姫様守りつつ修行もしつつ、恋のバトルロイヤル的なお話なんだけどなあ。一応。恋愛どこいったってレベルで、変なエピソードが盛りだくさんだからなあ。

 

 

お腹に変な顔ができる話と、ちちさわり魔を捕まえる話がすごく好きです。メチャクチャ面白いよね、痴漢の事を「ちちさわり魔」と言っちゃうセンスが。

 

カテゴリ的には少女マンガのはずなのに、「うわー!」とか「ギャアァァ!!」とか「ヒィー!!」みたいな擬音が乱れ飛ぶのも楽しいです。

 

お前なんぞ永遠にさようならじゃ!!」とか、キレのあるツッコミも思い出すと今でも笑っちゃうね。

 

心配「性」じゃなくて「症」

 

「お父さんは心配症」も当時の親子問題などを軸にした話ではあるんですが、お父さんが色々とヤバイやつなのは間違いないな。

 

典子ちゃんは普通に可愛くていい娘さんなんですけどね。典子のボーイフレンド、北野くんはしょっちゅうお父さんに抹殺されそうになってます。ガチで。

 

娘のために新しいお母さんをと思ってお父さん一生懸命お見合いするんですけど、相手の親子もクセ物ぞろい。まーギャグマンガだからね、普通の人じゃつまらんよね。

 

今はお見合いなんてほぼ絶滅した文化ですけど、当時はまだ残ってる所には残ってる感じでした。この辺りにも時代の空気が現れてる。

 

連載時期は「こいつら100%伝説」より古く、私がリアルタイムで読んだのは最終回くらいの所からだったかな?それでも面白かったしインパクトは抜群だったけど。

 

最後の最後で少女マンガ

 

「ルナティック雑技団」は、岡田あーみんの作品の中で一番少女マンガしてるお話だと思います。本当はこういうの描きたかったんだろうなあ。

 

主人公の女の子が、憧れの少年の家に居候することになった所から始まるドタバタコメディというか。いじわるな金持ちお嬢様キャラとか出てきたりね。

 

 

画力もレベルアップしており、「なんだ、普通に少女マンガな絵も描けるんじゃん」と思った記憶があります。ギャグ部分はしっかりいつも通りだけど。

 

そうなんですよ、ギャグはギャグとして相変わらずキレッキレなんですよ。少女マンガなのにダッチ〇イフ出てきたり、「淫婦」とか書いてたりするし。

 

ゆり子ママとか執事の黒川さんとか、濃いキャラがいっぱいいて楽しいです。

 

狂気のガス漏れ警報器も好きだなあ。「ガスが漏れていませんか」ピッピッて最初は普通だったのに、だんだん壊れてきてヲホホホ・・・とか笑いだすの、面白い。

 

この作品を最後に、もう描かなくなっちゃったんだよなあ。素晴らしい才能の持ち主だったのにもったいない。けど、本人的には色々思う所があったのかもしれん。

 

終わりに

 

結局今回もただ私が好きな物について語るだけの記事になっちゃいました。しかしこうして並べてみると、好きな物結構いっぱいあるね。

 

嫌いな物をわざわざ並べてしかめっ面して生きるよりは、よっぽど幸せだね。いい年の中年にはなったけど、まだまだ楽しい事探して生きていたいです。

 

今見てもきっと楽しい岡田あーみんの世界。未読の方はぜひ一度、既読の方も再び探して読んでみてください。笑い過ぎて腹筋がバキバキに割れるかもしれません。

 

 

 

 

以上、うるちでした!