うるちです!
過去にも何度か昔遊んだゲームについては語っていたりするのですが、今回はボリュームたっぷり学園モノRPG「女神異聞録ペルソナ」について語ってみようかと。
ペルソナシリーズの初代
ペルソナといえばP3辺りからグンと知名度もオシャレ感も上がって人気に火がついた学園RPGシリーズですが、元々はここから始まってるんですよ。
アトラスの看板タイトルである「女神転生」シリーズの外伝的に登場した「女神転生if…」からの流れを組む、ジュブナイル系学園物となっています。
舞台が学校になったことで、本編の女神転生よりもやや一般向けかつマイルドなイメージに開かれた感がありますね。
難易度的にはメガテンらしい厳しさもしっかり残ってました。セーブポイント少な目でダンジョン攻略が長丁場になりやすいんですよ。
親が来て「そろそろゲーム終わりにしなさい」とか言われても、簡単には終われないというね。
悪魔絵師こと金子一馬氏のスタイリッシュで美麗なイラストも見どころです。人物はもちろん、出てくる悪魔のデザインが個性的で秀逸なんですよね。
魅力的なキャラクター達
主人公はイケメンだけどあえて没個性的に描かれているのに対し、周辺を取り巻くキャラクター達はみんなすごく個性的。なんていうか、濃い。
クラスメイトに始まり、教職員や薬屋のオッサンに至るまでみんな濃いなあよく考えたら。そういう個性あふれるキャラ達がいるからこそ、ストーリーもより面白くなるんでしょうけどね。
ちなみに私のイチ推しはなんじょうくんでした。金持ちのボンボンなのに普通の庶民が通ってるような高校に来てるのは、お家の方針なんだっけ確か。
ややひねくれたクセのある性格してますが、単にめっちゃツンデレなだけという言い方もできそうではあります。
後に続編で出てきた時は今作の冒険で成長したこともあり、もうちょっとマイルドな落ち着きがプラスになってました。
ゲーム発売当時、私もなんじょうくんと同い年だったんだけどなあ。もしも私と同じようにリアルに年取ってたとしたら、彼もいいオッサンになってるはずだ。
しかし年を取ってたとしても、何かいい感じに渋くてカッコイイ中年になっていそうではある。
結局みんなが好きになるような理想のキャラクターは、容姿・能力においてもチート級設定なのだった。そりゃそうか。
やり応えのある骨太のシナリオ
御影町を舞台に繰り広げられる一連のストーリーは、キャラクター達の内面を掘り下げつつ進むしっかりとした作りで魅せる演出も多数あり、感情移入できるようになっています。
何よりボリュームたっぷり。ダンジョンも仕掛けありダークゾーンありでやり応え十分ですよ。特にラストダンジョンはガチ迷路でえらく時間かかったわ。
しかも表の本編であるセベク編とは別に、一種の裏ルートである雪の女王編というもう一つのシナリオもあるんです。
「if…」の時のアキラルートみたいなもんだとは思うんですが、全然違う二つのシナリオが楽しめるので面白かったなあ。
セベク編やっただけじゃわからないようなキャラの背景とかが、雪の女王編をやることでよりクリアになったり。世界観にどっぷり浸れてまさに一粒で二度おいしい状態ですよ。
雪の女王編に出てくる三つの塔もそれぞれ個性があって良かったです。しかしあの学校、雪の女王役やる女子はなんでみんなクセが強いのばっかりなんだ。
独自の「ペルソナ」システム
「if…」の時にあったガーディアンシステムをさらに発展させた、「ペルソナ」を駆使して戦うシステムが本シリーズの特徴です。
ジョジョで言う所のスタンドみたいな物という意見をどこかで見ましたが、説明としては一番わかりやすいなと感じました。
ペルソナごとに使える技や魔法が異なり、火炎無効みたいな特殊効果も付与されます。状況や戦局に応じてペルソナを付け替えながら、攻略を進めていくのが基本ですね。
ペルソナのデザインもキャラごとに個性があって、見ていて楽しかったなあ。悪魔絵師の描くデザインはオシャレなのに誰も真似できない独特の味があって素敵。
ペルソナはベルベットルームという怪しい青い部屋で自由に付け替えができます。レアなやつとか特殊条件のあるやつ集めたりするのも楽しかった。
本作の主人公と仲間キャラ達はペルソナ召喚する度にいちいち「ペルソナー!」とか叫んでましたけど、最近のペルソナでもやっぱり叫んでるのだろうか。
いや実は私、ペルソナは2まででP3以降はやった事ないんですよね。P3出るころには「もう学園モノは卒業かな?」みたいな心境になってましたし。
P3以降のペルソナは、もっと若い人たちの物だという感じがします。それだけ私も年を取ったということなのかもしれませんがね。
終わりに
あれこれ思い出しながら書いてきましたが、当時若者だった私が中年になる位だから相当昔のゲームだよなあ。何だかんだで。
その後もリメイク版など発売されているようですので、中古のゲーム屋さんとか探してみたら見つかるかもしれません。
しかし発見して買ったからといって、今あのゲームを一から始めてクリアまで持ってく自信はないな。時間もなけりゃ体力も根性もないわ。
思い出はあくまで思い出として、美しいままに留めておきましょうかね。
以上、うるちでした!