こんにちは!あたうる興業の、あたろうです。将棋第76回NHK杯、髙見泰地七段対青嶋未来七段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2026/5/31 第76回NHK杯テレビ将棋トーナメント1回戦第9局
▲先手 青嶋未来七段 31歳 竜王戦3組 順位戦B級2組
△後手 髙見泰地七段 32歳 竜王戦1組 順位戦B級2組
本対局の棋譜

▲5六歩△8四歩▲7六歩△8五歩▲7七角△3四歩▲5五歩△5二金右▲5八飛(下図・9手目)

△4二玉▲6八銀△3二玉▲4八玉△4四歩▲3八玉△3三角▲2八玉△6二銀▲1八香△2二玉▲1九玉△1二香▲2八銀△1一玉▲1六歩△4三金▲3九金△5一銀▲5七銀△4二銀右▲1五歩△2二銀▲4六歩△3一銀右▲4八銀△7四歩▲5六飛△5一角▲5九金△9四歩▲9六歩△7三角▲4九金左△3二金▲4七銀△6四角▲5八飛△8六歩(下図・48手目)

▲同歩△7五歩▲5六飛△7二飛▲7五歩△同角▲7六歩△3九角成(下図・56手目)

▲同金△6五金▲5七飛△7六金▲5九角△8七金▲7七歩△7八金▲5六飛△8九金▲6六飛△7一桂(下図・68手目)

▲9七香△8八金▲3六歩△8七金▲4五歩△9七金▲5四歩△同金▲3七角(下図・77手目)

△6四歩▲7六飛△7五歩▲5六飛△6三桂▲4四歩△5五香(下図・84手目)

▲4六飛△4五歩▲6六飛△5七香成▲3八銀△5五桂▲同角△同金▲6四飛△4六歩▲6一飛成(下図・95手目)

△4二飛▲4三桂△4七歩成▲3一桂成△同金▲4七銀△同成香▲4三銀△8二飛▲6四角△3八銀(下図・106手目)

▲5五角△5七角▲3二金△3九銀成▲同銀△同角成(下図・112手目)

▲2一金△同金▲同竜△同玉▲3二銀打△同飛▲同銀成△同玉▲4三歩成△同玉▲4四飛△5二玉▲4七飛△4六歩(下図投了図)まで126手で後手髙見泰地七段の勝利。

素人あたろうの、本対局の感想
▲先手 青嶋未来七段
△後手 髙見泰地七段(勝ち)
髙見泰地七段はNHK杯2年連続の出場です。青嶋未来七段は4年ぶりの出場です。両者とも、終盤が強い棋士です。終盤を特に注目して見ていました。
序盤、先手9手目、▲5八飛の場面。(下図)

先手は中飛車になりました。後手は居飛車の戦形でスタートとなりました。
序盤は両者とも、穴熊を組みました。相穴熊です。髙見泰地七段、青嶋未来七段ともに、穴熊が得意なので、どちらの穴熊が勝つのか、楽しみな対局になりました。
手は進み、後手48手目、△8六歩の場面。(下図)

後手から飛車先の歩を突いてきました。ここから戦いの始まりです。
手は進み、先手55手目、▲7六歩の場面。(下図)

次に後手は、△3九角成(下図)と、角を切って、先手の金を取ります。

相穴熊で金駒を得るのは、非常に価値があると言えます。
上図より、▲3九同金△6五金(下図)。

後手は取った金を直ぐに、6五の地点に打ちこみます。攻めの姿勢を見せます。
手は進み、先手67手目、▲6六飛の場面。(下図)

ここで、後手は6二飛などの受けの手が考えられるところですが、
次に後手は、△7一桂(下図)と受けます。

後手陣は強固な受けの姿勢を見せます。
上図より、▲9七香△8八金▲3六歩△8七金▲4五歩△9七金(下図)。

先手が9七に香車を逃げますが、後手の金が追いかけて、先手の香車を取ります。
手は進み、先手87手目、▲6六飛の場面。(下図)

さて、後手は6五歩と突いて、先手の飛車を取りたいところですが、
次に後手は、△5七香成(下図)と指します。

後手の攻めの姿勢が、随所にみられる対局です。
手は進み、先手95手目、▲6一飛成の場面。(下図)

これより終盤戦が始まります。
上図より、△4二飛▲4三桂△4七歩成▲3一桂成(下図)。

後手のと金を作った後の、先手の桂成です。激しい攻め合いです。
上図より、△3一同金▲4七銀△同成香▲4三銀△8二飛▲6四角(下図)。

先手は6四に角を打ちこみ、飛車金取りとします。しかし、後手はこの次の手も攻めの姿勢を崩しません。
次に後手、△3八銀(下図)と打ち込みます。

上図より、▲5五角△5七角▲3二金(下図)。

後手は5七の地点に角を打ちこみますが、先手は3二金と、先手もまた攻めの姿勢を見せます。後手は3二金にひるまず、攻めを続けます。
上図より、△3九銀成▲同銀△同角成(下図)。

素人目にも先手玉が危ないのは分かります。先手はこれより、後手玉を攻め切らなければ負けそうな展開なのは明らかです。
次に先手、▲2一金(下図)と、後手玉に王手をかけます。

ここから先手は王手で、後手玉を追いかけます。
上図より、△2一同金▲同竜△同玉▲3二銀打△同飛▲同銀成△同玉▲4三歩成△同玉▲4四飛△5二玉▲4七飛(下図)。

先手は後手玉を追いかけますが、駒が1枚足りませんでした。
次に後手は、△4六歩(下図投了図)と歩を打ちます。

この後手の歩打ちは、先手の5五の角効きを止める妙手でした。
ここで先手の投了となります。
投了図以下は、先手玉は、後手が2八に金を打ち込めば、即詰みです。先手玉の受けては有りません。後手玉ですが、先手▲4四桂と打ち込めば王手がかけられますが、それに対して、△4三玉と逃げれば、後手玉への王手は続きません。なので、先手投了止む無しとなりました。
一局を通して、私あたろう自体が、穴熊攻略が苦手なので、この対局はどうなるんだろうかと関心が高まる展開が続き、大変面白い対局でした。青嶋未来七段の攻めも素晴らしかったのですが、髙見泰地七段の穴熊攻略は素晴らしかったと思います。
コラム・将棋サロン「またさかば」(2026/6/3号)
※ここは「またわれ村」の酒場「またさかば」。あたろうやまたわれが、「またさかば」の一角を借りて将棋談義をする、将棋サロン「またさかば」です。

またわれ:やあっ!僕、またわれ。股の割れた大根の妖精だよ。

あたろう:こんにちは!あたうる興業のあたろうです。

またわれ:あたろうよ、「またさかば」で将棋談義するのは久しぶりだね。
あたろう:ごめん、ごめんm(__)mこの将棋の記事を3週続けてから、このコラムを再開したくてね。
またわれ:それにしても、髙見泰地七段と青嶋未来七段の、相穴熊は凄まじかったね!
あたろう:うん!どちらが勝つか、あたろうは最後まで分からなかったよ。
またわれ:まぁ、素人のあたろうごときが、そんなこと分かる訳無いよね~
あたろう:はい、その通りです。

あたろう:でもね、3回続けて将棋の棋譜と、あたろうの感想記事を書きあげられて、ちょっと続ける自信が出来ました。
またわれ:あたろうは飽きやすいからハラハラしたよー。
あたろう:この、コラム・将棋サロン「またさかば」も復活させて、色々な企画を考えたいと思います。
またわれ:ワシも付き合うよ!
あたろう:これからもよろしくお願いします!
あたろうとまたわれでした。




