うるちです!
先日、髪を切りに美容室まで行ってきました。本当はもっと早くに行こうと思ってたんですが、先月は緊急事態宣言も出ていたので自粛してたんですよ。
ほら、以前コロナのニュースの時に「髪を整えても、棺に入ったら誰も見てくれないぞ」とか言ってたイタリアの市長さんいたじゃないですか。アレを思い出しちゃって。
宣言解除になったらさっさと行ってこようと考えてたんですけど、今月意外と忙しくってなかなかスケジュールに空きができなかったので遅くなっちゃいました。
いつまでもまとまらない髪の毛
その間に、もう髪の毛はモッサモサ。手入れのされてない庭みたいな荒れっぷりですよ。
うるちの髪はくせ毛なので、伸びてくると神話生物の触手か!ってくらいあっちにウネウネ、こっちにクネクネはねまくってさっぱりまとまらないのです。
流石にイラついてきたので、無理やりにでも時間確保して行ってきたというわけでして。
ちょうどその日はあいにくの雨だったため、傘さして徒歩で出かけたんですが風も強くて道中大変でした。
靴に水はしみるし、風にあおられ髪の毛もぐるんぐるん舞っちゃって荒ぶるダゴンみたいな有様に。店に着くころには頭鳥の巣状態でぐっちゃぐちゃですよ。どうせ切ってもらうからいいけど。
どうしても慣れない美容室
その店は自宅から徒歩で行ける範囲の店で、お値段もまあまあ安い。技術的にも特に不満はないので、毎回通っている行きつけの店でした。
でも、慣れない。
店に問題があるのではなく、私の側に問題があるのです。実は私ね、美容室ってわりと苦手なんですよ。
何が苦手なのかと考えてみたんですが、髪を切る工程の全てが苦手なのだと気づきました。
席について希望を伝えます。毎回私は「伸びたぶんだけ切ってください」という非常にテキトーな注文をしています。毎回担当してくれる人違うのに。
まあおおむね3~4cm切ってもらっています。スタイルは変えません。どんな髪型にしようとかいちいち考えるのが面倒なので。
カット中は石地蔵
カットされ中の私は、必要なこと以外ほとんど喋らないです。今はコロナもあるので、そのほうがいいのかもしれませんが。
石地蔵みたいに黙して目を閉じています。完全に耐える態勢です。切られた髪が目鼻口に入るのが絶対にイヤだからというのもあります。
梅干し食べてすっぱいのを一生懸命我慢してる人みたいな表情になってんだろうなあ。とか思いながら、謎の申し訳なさを抱えつつじっとしています。
疲れてる時なんかは、そのままカックンカックン船漕ぐこともありますね。
シャンプーも爽快なのに気持ち悪い
適度にカットしたら、次はシャンプー台へ移動。眼鏡欠かせない生活してるんで、裸眼で歩くとわりとクラクラします。
寝かされて、顔に紙みたいなの乗せられて。あ~ご臨終や~とか思いつつシャンプーに備えて身構えます。精神的に。
体の上で両手を組むことが多いので余計にご臨終感が出てしまうんですが、そうする事で気持ちを落ち着けているのです。
シャンプーは爽快ですよ?毎日何度も人の頭洗ってるプロがわしわしやってくれるんですから。その技術力には本当に頭が下がります。そして血流も頭の方に下がってきます。
これがもう、本当に気持ち悪い。時々頭上げられて後頭部洗われる瞬間なんか、あまりの気持ち悪さに頭がグラングランします。
ウォーーーゲェーーー。ゲロルシュタイナーーーー!!
超強力ドライヤーもしんどい
さんざん気持ち悪い思いしてヘロヘロになりながら席に戻り、お次はドライヤータイム。
このドライヤーもタダのドライヤーとは訳が違います。自宅で使ってるターボドライヤーよりもはるかに強力な、プロ仕様のハイパーな風が襲ってきます。
全方位からまんべんなく吹き付けてくる熱風は、
まさにドラゴンブレス。
貧弱モブ兵士みたいな私は、なすすべもなく翻弄されるしかありません。うひーたーすけてー。
心の声は胸の内にしまい込まれ、また梅干し食べた顔になるのでした。耐えろ。耐えるんだ。あともうちょっとでフィニッシュだ、頑張れ自分!
今回もなんとか耐えきったよ
最後に仕上がり確認して、ようやく解放。無事耐えきった安堵感に包まれながら会計を済ませ、店を出ました。はーさっぱり。
野放図な荒れ地みたいだった頭が、清涼感あふれる高原のごとき爽やかさで満たされました。必死で我慢した甲斐があったよ。
ま、どうせ2~3か月後には元の荒れ地に戻ってるんだけどね!そして再び美容室へ来なければならないのだ。忍耐力鍛えられるなあ。
あ、そうだ。美容室といえば、昔理容室で髪切ってた話なんかも過去に書いたのでそちらもよければ見てくださいね。
以上、束の間のさっぱり感を手に入れたうるちでした~。